日刊SPA!の記事によると、日本のサラリーマンの8割がうつ病予備軍だそうです。
私は以前、健康診断の問診票に「眠れない」「毎朝調子が悪い」などの項目にたくさん印をつけて提出していました。
健診結果で「うつ病の傾向がある」と言われ、大笑いしたことを覚えています。
だってこれだけのストレス社会で、まともな心でいられる方がおかしいですもんね。
アメリカ式経営と日本式経営の致命的な組み合わせが、最も大きなストレスとなる
現代の企業において、仕事でのストレスがうつ病になるほど増大しているのは、働き方に原因があります。
昨今の企業において、職場でのストレスがうつ病になるほど増大している理由は、私たちの働き方、いや、働かされ方がどんどん偏ってきているからです。
その兆しが顕著になってきたのは、バブル崩壊後の1990年頃からです。
アメリカ式の成果主義が導入され始めたのは、1990年のバブル経済崩壊後のことです。
業績に見合った報酬を支払うという考え方は、決して悪いものではありません。
しかし、アメリカ式経営が導入されると、ほとんどの企業は、日本の家族制度や年功序列という名の低賃金など、日本式経営のデメリットを捨ててしまった。
しかし、アメリカ式経営が導入されたとき、ほとんどの企業は、日本の家族主義や年功序列という名の低賃金など、日本式経営のデメリットを捨てなかった。
その結果、結果だけを求める低賃金労働という致命的な組み合わせになってしまった。
いくら仕事をしても報われず、結果を出さなければリストラの憂き目に遭ってしまう。
そんな状況になれば、ストレスを感じて辞めたくなるのは当然です。
長い労働時間が原因の1つ
毎日残業を強いられ、朝から晩まで仕事に追われている。
余暇を楽しむ時間もなく、食事もコンビニで買うことが多くなり、栄養バランスを保つことが難しくなっています。
このような状況では、精神的に追い詰められてしまうのも無理はありません。
無理をして満身創痍になると、危険な症状が出始めます。疲れて眠いはずなのに、布団に入って目を閉じても一向に眠れない。
眠れない自分に焦りを感じ、眠ろうとすればするほど目が冴えてくる。
結局、朝までぐっすり眠ることができず、……. のような状態に。
きちんと休息や睡眠をとらない日が続くと、うつ病を発症してしまいます。
特に、睡眠不足は正常な判断力を奪い、心身ともに非常に危険な状態に陥ります。
手遅れになる前に、辞める決断をするべき
ストレスによるうつ病になる前に仕事を辞めたい場合は、心療内科で治療を受けるか、実際に仕事を辞めるかのどちらかになります。
しかし、いくら医療機関で治療を受けても、うつ病の根本的な原因である仕事のストレスから解放されないかぎり病気の不安は常につきまといます。
また、社員がうつ病になるほどのストレスを抱えていることを会社が知っていたとしても、何かをしてくれる可能性は低いと思われます。
例えば、私自身の経験では、転職の応募条件が「高ストレス耐性」というところが多かったです。
つまり、「ストレスで鬱になるような人はいらない」ということです。
これは労働安全衛生法の観点から見ても、由々しき事態です。
やはり、会社の本質は、コンプライアンス(法令遵守)のかけらもないということでした。
そうなると、自分で自分の身を守るしかなかった。
会社を辞めることはもちろんですが、ストレスのない別の道を探すことも大切です。
また、ストレスのない別の道を探すことも重要である。
あなたの人生は会社のものではなく、あなたのものです。
間違った時期に間違った決断をしてしまったら、元も子もないです。