11月も半ばを過ぎ、寒さが一段と厳しくなってきました。
寒くなれば、暖かさを求めるのは当然です。
この時期になると、家の中では暖房器具を使うようになりますよね。
家の中が暖かくなって快適になると、外気との温度差が大きくなります。
そして、温度差が大きくなればなるほど、結露が発生しやすくなりますよね。
この結露を防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
目次
結露防止ヒーターとは?
結露とは、基本的には窓ガラスの内側にできる水滴のことです。
この水滴は、窓ガラスの周りの空気が外気で冷やされてできるものです。
朝、カーテンを開けて窓ガラスに水滴がついているのを見ると、思わずため息が出てしまいます。
なぜなら、この水滴を毎日取り除かなければならないからです。
この水滴を放置しておくと、カビやダニの発生の原因になります。
しかい、毎日、結露を拭き取るのは大変な作業です。
特に忙しい時間帯は「どうにかして解消したい!」というのが本音です。
そこで登場するのが「結露防止ヒーター」です。
この「結露防止ヒーター」を簡単に説明すると、窓周辺の冷気を温めて、結露しないようにする!というものなのです。
結露防止ヒーターの電気代はどれくらいかかるの?
ヒーターの熱でカーテンに引火するのでは?
などなど、気になることがたくさんあると思います。
結露防止ヒーターのメリット・デメリット
結露防止ヒーターにも、人が作ったものだからこそのメリット・デメリットがあります。
結露防止ヒーターのメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
暖房効率アップ
結露防止ヒーターは結露を防ぐだけでなく、外気が窓を冷やして室内の空気を冷やし、冷たい空気が床に降りてくるコールドドラフト現象を解消します。
コールドドラフト現象がなくなることで、暖房効率が向上し、節電にもつながります。
「結露防止ヒーター」の名の通り、結露の発生を防ぐことができる。
結露防止ヒーターを窓の真下にセットし、ボタンを押すと温風が出てきます。
温風が窓周辺の冷えた空気を暖め、窓全体が暖かくなります。
窓が暖まれば、結露は発生しません。
デメリット
火事に注意
結露防止用のヒーターを窓の下に設置。
温風を発生させて窓周辺の空気を暖めるため、結露防止対策としては十分な効果がありますが、一方でヒーター自体にもある程度の熱量があるため、カーテンがヒーターに長時間接触していると、カーテンが燃えてしまう可能性があります。
初期投資が高い
電気を使うため、数千円から3万円程度の価格になります。
1つの窓だけであれば費用対効果は問題ありませんが、すべての窓を処理するとなるとかなりの費用が必要になります。
メリットとデメリット、どちらが上だと思いますか?
結露防止ヒーターは電気で動くため、電気代がかかります。
もちろん、結露を防ぐためには、夜間にヒーターを常時使用する必要があります。
ヒーター自体は大きくないので、消費電力はそれほど多くありません。
電気代としては、1時間あたり1〜3円程度です。
夜間から明け方までヒーターを使用した場合、8時間使用したことになります。
1円×8時間=8円
3円×8時間=24円
毎月の電気代は240円~720円になります。
これは結露防止ヒーター1台分の金額です。
1台であれば、この費用は気になりません。
2台以上お使いの場合は、それに応じて電気代が高くなります。
複数のヒーターを使用している場合は、電気代が高くなります。
結露防止ヒーターを使用することで得られるトータルのメリットが、それに見合うものかどうかを判断する必要があります。
結露防止用ヒーターのおすすめ商品
結露防止用ヒーターのおすすめ商品をご紹介します。
森永エンジニアリング ウインドーラジエーター
コールドドラフトや足元の結露も防ぎます。
本体の表面温度が65℃なので、カーテンが触れても火事にならず、小さなお子様が長時間触っても火傷をしません。
ウインドウヒーター ウインドウラジエーター 120cm~190cm 伸縮タイプ
この商品の最大の特徴は、窓の大きさに合わせて伸縮することです。
また、カーテンに触れると自動的にヒーターが切れるセンサーが付いているので、火事に発展することもありません。
マルチヒーター ZZ-NM900
冬場の朝の結露拭き取りを解消できる商品です。
温風式でないため、無騒音かつホコリも巻き上げません。
バイメタルサーモ(温度制御機能)がついているため、カーテンなどが触れてしまっても火災の心配がないのが特徴です。
結露対策と節電効果
結露防止用のヒーターを紹介してきました。
ヒーターで窓を温めることで、結露を防ぐことができます。
ヒーター自体の月の電気代は高くても700円程度。
窓からの冷気をシャットアウトできるので、他の暖房機器の設定を低く抑えることができ、節電にもつながります。
気になるのは、本体のコストパフォーマンスと火災。
ランニングコストがある程度低くても、本体のコストが高いことも気になります。
また、使用による火災は避けたいので、購入前にはサーモスタット機能が付いているものや、本体が熱くならないものを選びましょう。