ここ数年、ブラック企業の魔の手は社員だけでなく、アルバイトにも及んでいるようです。
被害者の多くは、労働者の権利についてよく知らない学生です。
労働者の権利を知らないことを利用して、平然と違法行為を繰り返しているのです。
目次
外食産業のブラックバイトの実態
「ブラックバイト」と聞いてすぐに思い浮かぶのは飲食店等の外食産業を取り扱うアルバイトです。
ブラック企業大賞に選定される多くの企業は飲食店です。
特にひどかったのは、一人のアルバイトに店内のすべての仕事をさせる、過酷な「ワンオペ」システムでした。
アルバイトが1人で13時間も働いている実態が、インターネット上に掲載された。
会社には批判が殺到しました。
これだけでなく、外食産業は全体的に黒人労働者の割合が高いのが特徴です。
民間団体「ブラック・ワーカーズ・ユニオン」によると、飲食店労働者のブラックバイトの実態は以下の通り。
・休憩なしで6時間以上働くことも珍しくない。
・「仕事を覚えるまで給料は出せない」と言われたので、その間は無給。
・注文を間違えると、自腹で払わされる。
・日本食レストランでは着替えに時間がかかるため、シフト開始の1時間半前には店にいなければならないのですが、その間は時給が発生しない。
・アルバイトは有給休暇が取れないと言われた。
これらは、ブラック企業が労働者に違法な労働を強いているケースのほんの一部です。
また、コンビニエンスストアの店員や塾講師、アパレルショップの店員などもブラックバイトの対象になっていると指摘しています。
生徒の弱点を見抜き、悪用するブラックバイト
では、なぜブラック企業によるブラックバイトが後を絶たないのか。
それは、学費の高騰や仕送り額の減少、奨学金制度の不備などが原因です。
それは、多くの学生がアルバイト収入なしでは学生生活を送ることが難しい状況に置かれているからだ。
ブラック企業はそのことに気付いている。
アルバイトにも正社員と同じ義務やノルマを課している。
その結果、学生はアルバイトを優先し、勉強をおろそかにせざるを得なくなる。
そうなると、たとえアルバイトでも自分の身は自分で守るしかありません。
ブラックバイトに頼らずに生きていきたいのであれば、自分でネットでお金を稼ぐのが一番だと思います。
ブラック企業・アルバイトの見分け方とは?
ブラック企業といっても様々な種類があります。
しかも、ブラック企業の部分は巧妙に隠されている。
それらを見分けるには、その特徴を理解するしかありません。
急なシフト変更について
「シフト制」や「勤務シフト」という言葉は一般的ですが、実は「シフト制」という言葉は法律用語ではありません。
実は、「シフト制」という言葉は法律用語ではなく、労働基準法上の「労働時間の変動制」に該当します。
急なシフト変更は法律の悪用となります。
休憩時間がない
社員、アルバイトを問わず、以下の条件に当てはまる場合、会社は休憩時間を与えなければなりません。
- 労働時間が6時間以内であること 休憩時間なし
- 労働時間が6時間を超えて8時間以内:休憩時間なし 45分間の休憩時間
- 労働時間が8時間を超える場合 休憩時間60分
従来、パートタイマーの労働時間は社員に比べて短く、社会保険の関係で労働時間が6時間以内に制限されていることが多かったので、休憩時間については問題ありませんでした。
しかし、ブラックアルバイトの場合は、社員と同じように過労死や長時間労働が多いのが特徴です。
法律では、6時間後には45分以上、8時間後には60分以上の休憩時間が必要とされています。
法律で決まっているのだから、会社のルールは関係ありません。
休憩時間を設けないことは、悪質な法律違反です。
面接で見分ける&発見する
アルバイトの面接は、その会社がブラック企業であるかどうかを見極める重要な機会です。
求人票に掲載されている条件と一致しているかどうかを必ず確認しましょう。
求人票と異なる点があった場合は、面接時に質問することをおすすめします。質問に対して明確な答えが返ってこない場合は、ブラックバイトの可能性があります。
また、面接官の態度が悪かったり、言葉遣いが悪かったりする場合も要注意です。
あまりにも面接官の態度が悪い場合は、面接を辞退した方が良いでしょう。
外から見える特徴と入社後にわかる特徴がある
まず、ブラック企業アルバイトの特徴には2種類あります。
「外から見てわかる特徴」と「採用されてみないとわからない特徴」です。
その見分け方を例を挙げて説明します。
外から見てわかるブラック企業の特徴
外から見てわかるブラック企業の典型例として、「常にアルバイトを募集している」というものがあります。
やめる率が高すぎるために常に募集をかけているというのは、考えてみれば当たり前のことだ。
次の例は、「募集要項に書かれている時給が信じられないほど高い」というものだ。
もちろん、ほとんどの場合、これは全くの事実無根である。
仮に時給が1000円から5000円だとしよう。
給料が高いというのは釣りであって、絶対に最低の1000円で採用しようとするはずだ。
三つ目は、「職場が明るい会社」という例です。
知らない訪問者を明るく迎えたり、必要以上に丁寧な対応をする会社です。
4つ目の例は、「トップが会社の理想を語る会社」です。
具体的な中期経営目標ではなく、遠い将来の夢ばかりを語る社長には要注意です。
これは、社員やアルバイトが自分の夢を実現するために馬のように働くブラック企業の典型的な例である。
最後の例は、事業の規模に対してウェブサイトが小さすぎるか、印象が強すぎる会社です。
その場しのぎで作ったようなホームページを持つ会社は、ブラック企業の典型例です。
その場しのぎのホームページを持つ会社は、ワンマン経営で直接利益につながらないことにお金をケチるブラック企業です。
コンテンツの量が異常に多いのです。
美辞麗句で飾られたホームページで、抽象的な情報しか載せていない会社も要注意です。
印象的なホームページを、ブラック企業の隠れ蓑にしている例も少なくありません。
採用後に見えるブラック企業の特徴
それでは、ブラックアルバイト企業の特徴と、採用後の見分け方についてご紹介します。
最初の例は「聞いていた話と違う」です。
「効率的に仕事をすれば、残業しなくてもいいんですよ」というのは要注意です。
いくら残業しても、「効率が悪い」と切り捨てられてしまいます。
次に、「時間外の時給が出ない」という例です。
勤務時間の前後を時給に入れません。
「ブラック企業大賞」にノミネートされるような企業は、コンプライアンスを無視して時間外の給与を支払いません。
3つ目の例は「とにかく休暇が取れない」です。
シフトで休みを申請しても受理されず、お盆休みでも休めません。
研修と称して休日出勤を命じられる。
違法行為のオンパレードの会社です。
学生の中には、これが普通だと思っていて、自分がブラック企業で働いていることに気づかない人もいます。
その後も、パワハラ、セクハラ、マタハラが横行する会社があります。
見分け方が必要ないほどのブラック企業もあります。
あなたがもしブラック企業で働いているのならば、見分け方を学ぶというよりも、会社に頼らず自分の力でお金を稼ぐ方法を学んでみませんか?
インターネットビジネスには、ブラック企業から脱出するためのビジネスチャンスの宝庫があります。