現在の40代の多くは、バブル崩壊後の世代です。
就職氷河期を経験した世代でもあります。
そんな中を生き抜いてきた私たちですが、今しかし、仕事に嫌気がさして辞めたいと思っている人が増えているようです。
仕事を辞めたいと思う人が増えているようです。
40代男性の95%が定年を目前に控えている
はてなブログのアンケート結果によると40代男性の5%、女性の22%が「今の仕事が好き」と答えています。
つまり、40代の男性の多くは、一種のリタイア前の段階にあるということです。
あるブログによると、
自分の人生これでいいのかな。
出世しても給料が上がらない。
40代で会社を辞めたいと思う主な理由は以上の通りです。
しかし、辞めたくても辞められないのも事実で、「今のままでいいや」となってしまうのです。
自分に合わないと思い始めた仕事から解放されるために、能力とお金を手に入れよう!という選択をします。
確かに、仕事を割り切ってしまえば、人生は安泰です。
休みの日を有効に使えば、なんとかストレスを解消できます。
一人でできる仕事を始めれば、やがて逃げ場にも恵まれるかもしれません。
いろいろなコースで自分を見つけるのも悪くない。
しかし、一歩間違えると、精神世界に迷い込んでしまうこともあるので注意が必要です。
転職したい理由を深堀りする
キャリアを重ねていくうちに、「こんな些細なことで仕事を辞めたいと思うなんて、社会人として恥ずかしい」と、無意識に自分の感情に蓋をして、気づかないふりをしている自分に気づくかもしれません。
そこで、今の仕事や会社に対して抱いているネガティブな感情をすべて書き出してみることをお勧めします。
今の仕事に対する不満の「本当」の部分がわかれば、それを解決するために転職することが最も直接的な方法なのか、それともただ逃げているだけなのかが見えてくるはずです。
「隣の芝生は青く見えるから」という理由で転職しか選択肢がないのであれば、今の仕事のやりがいや面白さを見つめ直した方が効果的かもしれません。
正直なところ、40代での転職は絶望的です。
では、40代で仕事を辞めたいと思った場合、転職という選択肢はあるのでしょうか?
これは選択肢ではありません。
企業側の立場からすると
人件費が高い
再教育が難しい
加齢による体力の低下
実際の仕事の能力が不確か
といった具合に、気になる要素がたくさんあるからなのです。
よほど特殊な能力を持っているか、よほど強力な資格を持っている必要があります。
あるいは、豊富な人脈や経験をお持ちの方でなければ、どれも持っていなければ、40代での転職は非常に難しくなります。
リストラされてハローワークに職業相談に行ったある中年男性は、「どんな仕事ができるのか?
と聞かれて、「部長になれます」と答えました。
これは極端な例ですが、40代のサラリーマンのイメージはだいたい同じだと思います。
そのような場合は、仕事を続けるか、会社以外で一人でできる仕事を探すか、自分探しの道を探すかしかありません。
ここでお勧めしたいのは、一人でできる仕事を始めることです。
慣れない仕事をしていても、ストレスは溜まります。
自分探しをすると、変な道に進んでしまうかもしれません。
一番いいのは、会社に頼らず、自分の力でお金を稼ぐ力を身につけることだと思います。