いつも愚痴ばかり言ってくる人の相手をするのは疲れますよね。
自分がいない時に嫌味を言ってきたり、ネガティブな考えや意見ばかり言ってきたり…。
愚痴ばかり言っている人は毎日のように機嫌が悪く、それを聞いている人も不機嫌になってしまいます。
学校や職場などの集団の中で、必ず一人は愚痴をこぼしやすい人がいますが、それってどんな特徴があり、どのような心理や原因で文句を言いやすい人になるんでしょうか。
また、文句を言う人はどのように対処すればいいんでしょうか?
ここでは、文句を言う人の心理や特徴、対処法や接し方についてご紹介します。
これを読んで不平不満を言う人の心理や性格、対処法を知り、不平不満を言う人に巻き込まれないようにしましょう。
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文句や愚痴ばかりの人の心理とは?
文句ばかり言っている人の心理状態はどうなっているのか気になりますよね。
周りの人は「そんなに怒ることか?」と思うようなことにまで文句を言う人もいます。
文句ばかり言っている人は、どうしてすぐに怒って文句を言ってしまうのでしょうか?
彼らはいつもイライラしているように見えても、実は心や頭の中では不安でいっぱいなのかもしれません。
そこで、具体的に見ていってみましょう。
ネガティブな思考に支配されている
文句ばかり言っている人の多くは、自分が文句を言っていることに気づかないほど、文句を言うことが癖になっているのです。
その原因の一つとして考えられるのが、ネガティブな思考に支配されていることです。
ネガティブな思考に支配されていると、自然とネガティブなことばかり考えてしまいます。
自分の身に起こった不幸やネガティブなことばかり考え、そのことばかりを口にするようになります。
特にその中でも他人の愚痴ではなく、自分の愚痴を言う人はネガティブに考えてしまう癖がついている可能性があります。
ストレス発散のはけ口になっている
人はストレスがたまり、うまく発散できないと精神的に疲れて体調を崩してしまいます。
しかし、自分に合ったストレス解消法が見つからなかったり、うまくストレスを発散できなかったりすると、もやもやした気持ちを少しでも早く解消しようと愚痴を言ってしまいます。
愚痴を言うことで気持ちが楽になるので、ストレスが溜まるとまた愚痴を言うというループになっています。
心に余裕がなくなっている
愚痴を言いたくなる時ってありますよね?
仕事で辛いことがあると、友達に愚痴を言いたくなります。普段は文句を言わない人でも、こんなシチュエーションは多いのではないでしょうか。
でも、いつも文句ばかり言っている人って、機嫌が悪そうに見えませんか?
実は愚痴を言うことはストレス発散だからです。
愚痴を言うことで、聞き手にストレスを与えているのと同じことです。
つまり、いつも文句ばかり言っている人は、常に不機嫌になっている状態であり、文句を言うことで自分の心の平穏を維持しているということなんです。
気持ちを分かって欲しいと思っている
被害者意識が強いということと似ていますが、いつも周りの人に愚痴や不満を言っている人は自分の気持ちを理解してもらいたいと思っているのかもしれません。
自分の辛い気持ちや出来事を理解してもらいたいので、それを愚痴や不満という形で表現しています。
しかし、望んでいるのは共感してもらうことなので、話を聞いてくれている人には意見やアドバイスはあまり期待していません。
むしろ、「よくやったね」という励ましの言葉を期待しています。
完璧主義者で小さなことを気にしている
完璧主義者は、自分の思い通りにいかないことがあると平気ではいられません。
彼らは自分の中に完璧を理想化したイメージを持っているので、少しでも違ったことが起こると許すことが難しいのです。
その結果、うまくいかない現実にイライラしたり、「なんで自分の思い通りにならないんだろう」と文句を言ったりしてしまいます。
被害者である意識を持っている
被害者意識が強い人は文句を言いやすいです。
何か悪いことが起こるたびに、「なんで自分だけが…」という被害者意識から文句を言ってしまいます。
自分の身に不幸が起こったとき、「なんで自分だけ…」と思っている人はたくさんいます。被害者意識が強くない人は、「まあ、仕方がない」と受け止められるのです。
しかし、被害者意識が強い人は、それを受け入れるのが苦手です。
楽観的になれないからこそ、愚痴や泣き言という形で自分を表現してしまうのです。
愚痴は怒りでもあるので、被害者意識が強い人は周囲の人のせいにすることが多いです。
愚痴を言うことで自尊心を保つ
周りの人の愚痴を言うことで、自分を正当化している可能性があります。
自分に自信がないのにそれを認められず、周りの人を貶めることで自分の方が上の立場にいると思っているのです。
周りの人が間違っているから矯正していると思い込んで、自分の自尊心を保ち、維持することが一番大切だと考えています。
実は寂しがり屋である
孤独な人は一人でいることを嫌い、人と関わることを好みます。
また、寂しさを素直に表現するのが苦手な人は、愚痴を言うことで注意を引き、心配してもらいたいのです。
自分の気持ちに
自分の気持ちに気づいてくれない相手を責めることで、かまってもらいたい気持ちが口にんるのでしょう。
文句ばかり言う人の6つの特徴
人の意見を聞かない
プライドや頑固な性格は、自分の考えを曲げられない人の特徴であり、文句ばかり言う人の特徴でもあります。
自分の考えがスタンダードで正しいと思っているので、人からアドバイスをされたりしても、自分の考えと違う意見を素直に受け入れられません。
自分と違うの意見を言った人を敵視し始めるので、文句を言う人になってしまいます。
プライベートがうまくいかない
恋愛環境や家庭環境が充実していないからこそ、文句を言う人になってしまうのかもしれません。
物事がうまくいっていないという現実がストレスになり、うまくいっている人を羨ましく思います。そのため、文句を言ったり、口を挟んだりしたくなるのです。
ストレスを解消する方法がないので、愚痴を言うことで心がスッキリしたり、プライベートがうまくいっていない現実を見ないようにしたりするのです。
口ばかりで行動が伴わない
愚痴ばかり言っている人は、口ばかりで行動力がありません。愚痴を言っている暇があれば、行動に移すのも早いでしょう。
しかし、文句ばかり言っている人は行動を起こすことはありません。
例えば、健全な人は成功している人を見ると、「自分も成功できるかもしれない」と思い、同じように行動を起こし、自分が成功している姿を想像して努力しようとします。
しかし、文句ばかり言っている人はそうは思わず、その人が成功したのには何か特別な理由があったに違いないと考えて、行動せずに文句ばかり言います。
自身の損得を第一に考えている
文句ばかり言っている人の特徴として、物事を損得でしか見ていないということがあります。
他人と比べて損をしていると感じると、すぐに愚痴でいっぱいになってしまいます。
私がこんなに稼いでいるのに、どうして妻は何もしてくれないのだろう?
私ばかりが我慢をしている!
というように、こんな会話が夫婦でよくあるのは、お互いにメリットしか考えていないからです。
自身の存在を訴えている
文句を言うことで自分の存在をアピールしています。
社会や家庭で人との交流がないと、自分の存在価値に気づかれることがないので、努力して自分の存在をアピールしてしまいます。
しかし、そのような人は自分が得意とするスキルや特技を持っていないので、自分の意見を主張することができません。
だからこそ、愚痴から主張が出てくるのです。苦情ではなく意見を述べているつもりになっているかもしれません。
愚痴や文句ばかり言う人への対処法とは?
ここまで愚痴や文句ばかり言う人の心理・特徴を紹介してきましたが、実際には会話につき合うだけで苦しい思いをすることもあります。
結局、次から次へと愚痴が聞こえてきて、聞いている側はどうしたらいいのかわからなくなってしまいますよね。
アドバイスをするべきなのか、話を聞くだけなのか、迷ってしまうのでしょうね。
愚痴を言う人の心理を考えると、あなたが求めているのはアドバイスよりも共感です。
不平や不満は一見、怒りに見えますが実際はそうではありません。ネガティブな思考や不安でいっぱいなのです。
その状態でアドバイスをすることは、相手を苦しめることになります。
それよりも、相手の話を聞いて共感してもらう方が、相手の不安や不満を取り除くことができます。
ですから、愚痴ばかり言っている人に適切なアドバイスをするのではなく、ただ「話を聞く」だけです。
それで、愚痴を言っているだけの人も、だんだんと前向きな気持ちになれてきます。
なるべく少なく話を聞くようにする
まず、愚痴や不満を優しく聞かないようにしましょう。
なぜなら、一度優しく聞いてしまうと、相手はそれに味をしめて、また愚痴を聞かせ続ける可能性が高いからです。
ネガティブな言葉を聞き続けると、肉体的にも精神的にも疲れてしまいます。
それを避けるコツは、なるべく聞かないようにすることです。
聞いているのに聞いていない状況を作りましょう。そうすれば、相手は「この人とは話したくない」と言って自然と離れていきます。
距離を置き、近づかないようにしましょう
できれば、文句ばかり言う人には近づかず、関わらないようにしましょう。
彼らの愚痴を聞き続けることに良いことは何もありません。
例えば、職場の同僚であれば、少人数での飲み会には誘わない、一緒にランチを食べない、一対一になるのはなるべく避けましょう。
ママ友なども同様です。子どもが関わると大変かもしれませんが、なるべく関わらないようにして、自分の環境を整えるようにしましょう。
自分の意見を曲げずに話をする
文句ばかり言っている人は、自分の意見に賛同してくれる人が好きです。一緒にいて人の悪口を言いたくないと思っていても、無理やり意見を求めてきます。
彼らの言いなりになってしまうと、いつまでたっても愚痴ばかり聞く人になってしまうので、これからは自分の意見を曲げずにするようにしましょう。
誰かに「Xさん、仕事が遅くてウザい」と言われたら、「仕事は遅いけど、仕事は丁寧だよ」などと意識しましょう。それによって対象者との意見の食い違いにもなります。
自分の意見を持っている人に対しては、あまり文句や不満を言わなくなります。
相手の機嫌を取るような関係であれば、それは本当の意味での良い関係とは言えません。
自分の言いたいことをしっかりと伝え、同じレベルで意見交換をするようにしましょう。
まとめ
愚痴や不平や不満を言いたい時は誰にでもあると思いますが、愚痴や不平・不満を言いすぎると周りの人にも影響を与えてしまいます。
もちろん、愚痴を言うことはストレス発散にもなるので、良い面もありますが 愚痴を言い続けて生活するのは気持ちの良いものではありませんよね。
日頃から愚痴を言っていると自覚している人は、この記事を参考にして気をつけてみてください。
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