メンタル・思考

学歴コンプレックスな人の特徴と克服&解消法!上手な治し方とは?

あなたは学歴を気にする人ですか?

日本は学歴社会であり、多くの人が自分の学歴を気にしすぎているようです。

確かに社会人になっても履歴書で学歴を確認する人事も多いです。

特に社会人になったばかりの人たち、一部の業界では学歴信仰が残っています。

確かに学歴は一生ついて回るものなのでコンプレックスになることもありますが、コンプレックスに縛られていては自由な人生を歩むことができません。

学歴にコンプレックスがあると、学校を卒業して大人になってからも悩み続けてしまいます。

今回は、学歴コンプレックスを持っている人の特徴や克服方法、解消方法などをご紹介します。

学歴コンプレックスの原因

日本は言わずと知れた「学歴社会」ですが、自分の学歴に固執しすぎてコンプレックスを持っている人も少なくありません。

この問題は、社会全体の問題といっても過言ではありません。

しかし、誰もが何かしらのコンプレックスを持っているもので、学歴にコンプレックスを持っている人は「なぜ自分が学歴にこだわるのか」と疑問に思っているのではないでしょうか。

そこで今回は、学歴コンプレックスを持ちがちな人の理由をご紹介します。

競争社会が学歴コンプレックスを生む?

現代は競争社会であり、教育も競争の対象となっています。小学校から受験を始める子どもも多く、親の教育方針も受験に偏っています。

その結果、小学校から高校までの長い期間、必死になって大学受験のための勉強をすることになります。

これだけ競争が激化した教育では、当然ながら勝者と敗者が出てきます。勝者は名門大学に入学でき、有名企業に入社しやすいアドバンテージを得ることができます。

一流大学に入って一流企業に入ることの優位性は、多くの学生が認識しています。

そのチャンスを得るためには、若い頃から一生懸命勉強しなければなりませんが、ことあるごとにテストや試験があるので、常に競争の渦の中にいることになります。

競争があるので、どうしても順位が高くなったり低くなったりします。テストや模試の偏差値を競い合い、周囲から優劣をつけられてしまう。

当然、自分よりも勉強ができる人はたくさんいるでしょうが、自分と同じ年齢で勉強ができるという事実に落ち込んでしまうのです。

学歴コンプレックスというのは、小さい頃からの呪いのようなもので、とても強いものです。これは、自分の学歴と他人の学歴を比較してしまう一種の習性です。

これは一種の習慣といってもいいでしょう。私たちは無意識のうちに、自分と他人を比較する習慣を持っています。

無意識のうちに他人と比較してしまう習慣

自分の学歴を気にする人は、無意識のうちに他人と比較してしまうことがあります。

例えば、あなたが有名な一流大学を卒業し、一流企業に入社したとします。一方、私の高校時代の友人は、高校を卒業して普通の会社に入社しました。その友人は年収は低いですが、一生懸命働いています。

もし、あなたがその友人よりも高学歴だったら、その友人をどう思いますか?

あなたならどう思いますか?見下すのであれば、他人と比較する癖があります。

自分と他人を比較して、自分を優劣をつける傾向があるかもしれません。

一方、称賛している場合は、相手を褒め称え、尊敬していることになります。

なぜこのような比喩を使ったかというと、自分が他人と比較していないかどうかを確認してほしいからです。自分と他人を比較する癖があると、学歴以外にも他人と比較するようになります。

学生から社会人になっても、会社の名前や年収が気になり、優越感や劣等感に悩まされることになるでしょう。

ここでひとつ言いたいのは、「比較して得られるものはない」ということです。

仮に比較して得られるものがあったとしても、それは優越感や劣等感に過ぎません。まずはそれに気づくことが必要です。無意識に自分と他人を比較していないかチェックしてみましょう。

学歴コンプレックスを克服するための3つの方法とは?

学歴コンプレックスの原因を紹介したところで、それを克服・解消する方法を見ていきましょう。

コンプレックスを克服するために最も重要なことは、事実を受け入れることです。事実を心の中で否定するから、その事実に執着してしまうのです。

しかし、コンプレックスを持っている人が、その事実を受け入れることはなかなか難しいものです。

そこで、学歴にコンプレックスを持っている人が気持ちを切り替えるためのアイデアをご紹介します。

学歴のデメリットと必要性を考える

どうしても学歴が気になるという方は、まず学歴のデメリットを考えてみましょう。学歴はあって損はありませんが、デメリットもあります。

私が考えるデメリットは3つあります。

まず1つ目は、一時的にしか効果がないということです。

日本には新卒を重視する社会構造があり、企業は大学を卒業したばかりの学生を好みます。

そんな時に使えるチケットのようなものです。有名企業に入りたければ、一流の大学を卒業している方が入れる確率が高いのです。

おそらく企業は学歴というフィルターをかけて、一流大学の学生を順番に採っているのだと思います。

しかし、この効果は新卒者にしかありません。転職の際に学歴を聞かれることがありますが、そこまで重視していないのではないでしょうか。

むしろ、転職時には職歴やキャリアを見られるので、学歴はそれほど重要ではないと考えた方がいいでしょう。

仕事をしているときは、忙しくて学歴を気にしている暇はないでしょう。学歴を気にするくらいなら、目の前の仕事に打ち込んだほうがいいからです。

2つ目のデメリットは、学歴のブランド力が低下することです。

入社時には輝いていた学歴も、数年後にはその輝きを失ってしまいます。いくら一流の大学を卒業しても、勉強を続けなければ学力は維持できません。

人間は忘れっぽい生き物です。どんなに頭が良くても、忘れてしまうことがあります。

忘れないために勉強するのですが、社会人になると、目の前の仕事をいかに効率よくこなすかを考えるようになります。

その結果、仕事のことが気になって勉強する習慣がなくなってしまうことがあります。そうなると、数年後には大学や受験で得た知識のほとんどを忘れてしまうことになります。

3つ目のデメリットは、周囲からの期待が大きすぎることです。

会社に入ると、一流の大学を卒業したということで、周囲の人たちから大きな期待を寄せられます。その期待に応えなければなりませんが、その期待に応えられなければ、周囲の人はあなたを尊敬しなくなります。

仕事でも、仕事ぶりを見られますから、過去にどんなに優秀だったとしても、仕事ができなければ会社のお荷物になってしまいます。

過去にどれだけ優秀だったとしても、仕事ができなければ会社のお荷物になってしまいます。一流大学を出ていても、いつか周囲から「こんな人」と思われてしまうかもしれません。

周りの期待に応えなければならないと思い、常に周りの評価を気にしてしまう。そのため、仕事に集中することができません。

以上、デメリットについて書きましたが、他にもたくさんのデメリットが挙げられると思います。ど

んなことでも、メリットとデメリットがあります。そういったものを探していくだけで、コンプレックスを解消することができるでしょう。

学歴に頼らず人から信頼される

学歴は単なる肩書きです。周りの人があなたにどれだけ期待していても、学歴で見られている可能性があります。

というのも、先ほど学歴のデメリットで述べたように、学歴が高ければ高いほど、会社に入ったときに周囲から期待されることが多いからです。

これは悪いことではありませんが、相手は学歴であなたを見ています。

その期待に応えられないと、一流大学を卒業したのに自分と同じだと思われてしまうかもしれません。

そうなると、不満や理不尽さを感じてしまうかもしれません。そうならないためには、学歴に頼らず、周囲から信頼されるような行動を心がけましょう。

例えば、積極的に仕事を依頼して仕事熱心であることをアピールしたり、わからないことがあれば恥ずかしがらずに質問したりすることです。

その姿を見ている人は必ずいますし、「大丈夫、がんばっている」と思ってもらえるはずです。

社会に出れば、学歴で生きていけるような楽な世界ではありません。

競争相手も少なからずいますし、自分から動かなければ取り残されてしまいます。

そうならないためにも、周囲からの信頼を得て、自分が活躍できる場を見つけること。そうすれば、一人前の社会人として、どんどん仕事を任せてもらえるようになるでしょう。

新しいことに挑戦する

学歴を気にするのは、過去を気にするのと同じです。過去のことにとらわれるのはもったいない。

過去の呪縛を解くために、新しいことにチャレンジしてみませんか?

新しいことに挑戦すれば、そのことだけに集中できるようになります。例えば、何かビジネスを始めるとか、資格試験に合格するとか、そういうことです。

大学入試に合格したときの達成感と同じように、新しいことに挑戦して成功したときにも、同じような達成感が得られるはずです。

その達成感を味わえば、また何かを始めようという意欲が湧いてきます。そうすれば、良い循環が生まれ、生き生きとした人生を送ることができるでしょう。

コンプレックスは、いわば悩みです。いくら悩んでも解消されることはありません。それならば、解消しようとするのではなく、受け入れた方が有意義ではないでしょうか。

おわりに

今の時代は競争社会であり、誰かと競わなければならない場面に必ず遭遇します。

学生でも社会人でも関係なく、どんな場面でも必ず競争にさらされます。

そのような社会では、評価によって優劣が決まるので、人間性があまり見えないのかもしれません。

コンプレックスとは、他人との比較によって生まれるものです。

容姿、学歴、お金など数え切れないほどのコンプレックスがありますが、それらはすべて比較から生まれるものです。

それならば、人と比べずに自分らしく生きたほうが、ストレスも悩みもなく、ずっと有意義だと思いませんか?

私の友人は自分の学歴にコンプレックスを持っていました。

その友人の仲の良かった親友が、知らない間に有名大学に入学していたのです。当時、それを聞いて落ち込み、再受験を考えるほどの劣等感に悩まされ続けていたそうです。

しかし、有名大学に入ってもやりたいことがないと思い、再受験はしませんでした。当時の友人は学歴で親友に勝つことだけを考えていて、自分が何をしたいのか、将来はどうなるのかということはあまり考えていませんでした。

一度しかない人生なら、今のうちにやりたいことをやっておくべきだと考えるようになり、その考え方は今も続いているそうです。

その結果、人と比較する習慣がなくなり、友人は自分ののペースで生きられるようになりました。

人に勝ちたいという気持ちが、学歴を気にさせているのかもしれません。

しかし、仮に相手に勝ったとしても、また別の相手を探して勝負することになるでしょう。そうなると、堂々巡りになってしまいます。

そうならないためにも、比較しない訓練をして、自分のペースで生活するようにしましょう。

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