メンタル・思考

モチベーションが上がらない人の9つの理由と対処法とは?仕事や勉強に活用!

あなたは何かをやる時に勢いよくやる方でしょうか。

それともじっくりと取り掛かる方でしょうか。

「モチベーションが上がらない」

「とにかくなんでもいいからやる気が欲しい」

といった状態になった経験のある人も多いと思います。

「モチベーション」という言葉は、今では当たり前の言葉になっています。

昔はやる気といった表現も多かったのですが、今はモチベーションという言葉に切り替わっていますね。

とても使い勝手の良い言葉です。

いろんな意味を込めてモチベーションというもので表すことができます。

ビジネスシーンだけでなく、スポーツや受験などでも、「モチベーション」は重要なキーワードになっています。

でも、そもそもモチベーションって何?どうやって使うの?と疑問に思ったことはありませんか?

モチベーションの効果や使い方を知らなければ、モチベーションを維持することはできません。

そこで今回は、モチベーションをもっと身近に感じてもらうために、「モチベーション」という言葉を改めて覚えてもらうための情報を紹介するとともに、また、モチベーションが上がらない人の理由や原因、対処法を見ていきましょう。

モチベーションの意味とは?

モチベーションの意味は、「動機付け」と訳せます。行動の原因を指すことが多いので、定義するのが難しい言葉ですね。

しかし、あまり馴染みのない概念でもあります。

モチベーションの意味を簡単に言い換えると、「刺激」「熱意」「意欲」「やる気」となります。いずれも私たちに馴染みのある言葉です。

つまり、「モチベーション」とは、ある目標に向かって行動を続けるための動機付けと、そのきっかけとなるものです。

ですので、よく言われる「モチベーションを上げよう」という言葉は、言い換えれば「やる気を上げよう」という意味なのです。

「モチベーション」という言葉の使い方

モチベーション」という言葉を使う場合、まずその使い方を知っておくと便利です。

モチベーション」という言葉は、「テンション」という言葉と似たような意味を持っています。一見同じ意味に見えますが、この2つの言葉には決定的な違いがあります。

「モチベーション」は継続的なもので、「テンション」は一時的なものです。

テンションとは、カラオケで心臓の鼓動が早くなったと感じたときの「ハイ」な状態のことです。テンションが高ければ高いほど、歌声が響きます。「ハイになっている」と言えるでしょう。

しかし、「モチベーションが高い」となると、その意味は少し違ってきます。

「モチベーション」の最大の意義は、その継続性にあります。気持ちが高いとか低いとかではなく、自分がどう考えるかが重要なのです。カラオケでノリノリになるのとはわけが違います。

意識改革ということでは、「士気」という類型もあります。

しかし、「士気」が集団的な気持ちを指すのに対し、「やる気」は個人の意識に使われます。

つまり、「モチベーション」とは、「個々の行動を継続するための動機付け」と考えることができます。

「モチベーション」という言葉に似た言葉はいろいろありますが、意味は違ってきますので、使い方をマスターしたい方は、言葉の意味を区別できるようにしておくとよいでしょう。

モチベーションが上がらない5つの理由とは?

仕事や勉強、家事や掃除など、やらなければならないとわかっていても、なかなかやる気が出ないことはありませんか?

仕事に行くのも、机に向かって勉強するのも、なかなかやる気が出ないものですよね。誰もが経験したことがあることでしょう。

しかし、まったくやる気が出ないというわけではなく、行動が伴わないことが多くの人が抱える問題なのです。

そのため、どうすればモチベーションを上げられるかを必死に考えているのではないでしょうか。

しかし、やる気が出ないのには明確な原因がありますので、まずは自分のやる気を妨げているものが何なのかを理解することが大切です。

今回は、モチベーションが上がらない原因についてご紹介します。

やる気が出ない人に共通する理由とは?

やる気が出ない原因には、どのようなものがあるのでしょうか。

やる気が出ない人に共通しているのは、おそらく一生懸命にやる気を高める方法を考えていることだと思います。

しかし、改善方法を試しても、時間が経つとやる気がなくなってしまうことが多いようです。

その結果、その方法を繰り返しているだけで、モチベーションが上がらない本当の理由を探していないのです。

そうならないためにも、まずは理由を把握することから始めましょう。

モチベーションが上がらない環境にいる

モチベーションが上がらない原因として考えられるのが、環境です。

例えば、仕事でやる気が出ない人は、仕事自体がルーチンワークになっている可能性があります。

また、勉強にしても、毎日同じ場所で同じ問題を同じように解いていては前に進まないし、先が見えないのでやる気が出ませんよね。

やる気を出すためには、仕事や勉強、家事などの生活環境を少し変えてみる必要があります。日々の生活を見直し、少しずつ変化させていくことで、モチベーションは徐々に上がっていきます。

もし、毎日同じ環境で生活しているのであれば、日々の生活に変化をつけてみましょう。

いつもと違うランチメニューを頼んでみたり、カフェに行って勉強してみたり…。自分の環境を見直すことで、何が日常化しているのかが見えてきます。

モチベーションと環境には関係がありますので、モチベーションが上がらないという方は、まずは環境を見直して、少しずつ変えていくことをおすすめします。

行動を起こせない

やる気が出ない原因として最も多いのが「行動を起こさない」ことです。

「やる気がないから行動を起こせない」と思っている人が多いのですが、実はその逆で、「行動を起こさないからやる気がない」のです。

実際には、その逆です。

やる気が出ない理由やモチベーションが上がらない理由を考えることに時間を費やしてしまい、結局、行動を起こすことができないのです。

その結果、また同じようにやる気が出ないと悩んでしまうのです。これはまさに悪循環です。

モチベーションは、行動を起こすことで徐々に高まっていくものです。つまり、行動がなければモチベーションは上がりません。

ですから、「やる気が出ない」と悩む前に、まずは行動してみてください。行動してみて、モチベーションが上がることを実感できれば、行動することが苦ではなくなります。

やる気を出そうと意識しすぎてしまう

これは、先ほどの原因「行動不足」と関連していますが、「やる気」は「行動することで生まれる」ものです。

行動することでモチベーションが上がるのですから、意識してモチベーションを上げようとしなくても、行動しているうちに自然とモチベーションは上がっていきます。

したがって、モチベーションが上がらない原因は、行動を意識しすぎることにあるかもしれませんので、行動を意識しすぎずに始めた方が効果的です。

達成感・成功感の欠如

モチベーションを維持するためには、「達成感」と「成功体験」が欠かせません。

達成感や成功体験は行動の結果ですから、これも行動を起こすことと関係していると言えます。

しかし、何か行動を起こしたとしても、現実とは異なる結果になってしまうことが多いものです。

その結果、せっかく積み上げてきたモチベーションが、現実を前にして下がってしまうことがあるのも事実です。

しかし、行動することでモチベーションが上下するのは仕方のないことです。モチベーションを維持するためには、どうすれば達成感を得られるかを考えたほうがいいでしょう。

つまり、最終的な結果ではなく、行動を起こして小さな達成感を繰り返し感じることができれば、モチベーションを維持することができるのです。

目標が明確でない

目標には、一時的な目標と長期的な目標の2種類があります。

一時的な目標とは、先ほどの小さな達成感や成功体験を指し、長期的な目標とは、最終的にどこに到達したいのかを指します。

この一時的な目標と長期的な目標の間にはバランスがあります。

どんなに小さな達成感があっても、最終的にどこに到達するのかが明確でなければ、モチベーションは徐々に下がっていきます。

逆に、行き着く先がはっきりしていても、その間に小さな達成感を感じなければ、モチベーションが下がってしまい、結局最後までたどり着けないことになります。

目標はモチベーションの維持に役立ちますが、適切なバランスを保たなければ、次第に崩れていきます。

特に、モチベーションが上がらない原因は、最終的な目標が明確でないことが考えられますので、実際に行動する前に、どのような目標に向かっているのかを明確にするようにしましょう。

モチベーションが上がらない人の4つの対処法!

ここまでは、モチベーションの様々な意味を紹介&モチベーションが上がらない原因・理由を紹介しましたが、多くの人に共通する悩みは「モチベーションの維持」ではないでしょうか。

モチベーションは、行動を継続するために必要なものです。モチベーションを「やる気」と言い換えれば、「やる気の要因を増やす」ことがモチベーションの向上につながります。

そのため、やる気が上がらない人がやる気を上げるための4つの対処法を提案したいと思います。

簡単な儀式を取り入れる

イチロー選手は大リーグの選手です。バッターボックスに入り、ピッチャーに向かってバットを構えるときのポーズは、誰もが知っていることでしょう。イチロー選手の「儀式」は、彼を戦闘モードにすると言われています。

いきなり難しいことに取り組むのではなく、自分なりの儀式を持ってみてはいかがでしょうか。

深呼吸をする、机の上の文房具を整える、両親の写真を見るなど。方法は何でもいいのです。

要は、自分にスイッチを入れることです。

徐々にギアチェンジしていくようなものです。実は、一流の人は必ず自分なりの「ギアアップの儀式」を持っています。

私がお勧めするのは、自分のやる気にスイッチを入れる儀式です。

自分を励ます言葉を持つ

人生には、自分を励ましてくれる言葉にたくさん出会うものです。

あなたも、自分が元気づけられる名言をいくつか知っているのではないでしょうか。

それを書き留めておくと、やる気のきっかけになります。そして、何かをやろうと思ったときに、「やるぞ!」とノートを開いてみてください。

歴史上の人物の名言でなくても構いません。オリジナルのものでも効果的です。

何かに取り掛かる前のウォーミングアップとして、言葉を噛みしめてください。これが良いきっかけとなり、力をつけることができるでしょう。

ポジティブシンキングの実践

「ポジティブシンキング」は、さまざまな自己啓発書で推奨されています。

人がモチベーションを維持するためには、まず心が前を向く必要があります。

モチベーションを「意欲」と捉えれば、モチベーションの維持にはポジティブさが不可欠です。受動的な成功者など存在しません。

ここで重要なのは、自分の失敗をどうとらえるかということです。

ミクロの視点では申し訳ないと思っても、マクロの視点では落ち込まないこと。これを心がけることで、ポジティブシンキングが維持できるのです。

人は皆、不完全な存在です。誰でも失敗や挫折を経験します。

しかし、重要なことは、失敗から学び、決して負けないことです。

失敗に負けなければ、モチベーションは守られ、どこまでも成長していくことができます。

目標をしっかり設定する

モチベーションを高めるためには、目標設定が欠かせません。

しかし、あまりにも現実離れした目標では、モチベーションはうまくいきません。

低すぎる目標や高すぎる目標はやめましょう。自分が守れそうな目標を設定すべきです。そうすれば、肩の荷が下ります。

肩の荷が下りて、もっと頑張ろうという気持ちになるはずです。

いつまでに何をしたいのか、なぜそれをしたいのかを頭の中で言語化するようにしましょう。明確であればあるほど、モチベーションは上がります。

まとめ

今回の記事で、「モチベーション」の意味や上がらない理由、対処法を再確認していただけたと思います。

どんなに素晴らしいハンドルを握っていても、エンジンがなければ車は走りません。この場合のモチベーションとは、車のエンジンのことです。

皆さんの人生に「やる気」が花開くことを願って、いろいろとアドバイスさせていただきました。

一番重要なのは「モチベーションは行動を起こすことと関係がある」ということです。

しかし、多くの人はモチベーションが上がらないことに対して必死に考えてしまいがちです。

しかし、あなたの目的は、やる気が出ない原因を探すことではなく、いかにして持続的に行動を起こすかということであるはずです。

ですから、やる気が出ないことを気にしすぎるのではなく、やる気が出ない原因を理解して、目標に向かって着実に行動することを心がけましょう。

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