メンタル・思考

自分を責める人の5つの心理と思考とは?原因や理由を知ろう!

あなたは何か問題が起きた時に他人のせいにすることが多いですか?

それとも自分のせいと感じることが多いですか?

世の中には何でもかんでも自分のせいにして、落ち込んでしまう人がいます。

この癖を直したいと思っていても、なかなか治らない人が多いのではないでしょうか。

自分を責めても仕方がないと理解していても、改善できなければさらに悩んでしまうのです。

自分を責める人は真面目な性格ですが、無意識に自分を責めているので、まるで自分を苦しめているかのようです。

すぐに他人のせいにする性格もよくはありませんが、時には他人のせいと考えて、すっぱりと気持ちを切り替えることも必要です。

今回は、自分を責める人の心理や性格、特徴などをご紹介します。

自信が持てないことで自分を責める

自分の行動や言葉に自信があれば、自然と自分を責めることはなくなります。

自分を責める人は、自分に自信がなく、人の意見に惑わされやすい人です。

例えば、船を想像してみてください。小さな船は、波に揺られやすく、船体も安定していません。突然の大波に飲まれて沈んでしまうかもしれない。そのため、衝撃に弱いのです。

一方、豪華客船のような巨大な船の船体に足を踏み入れると、まったく揺れを感じないことに気づくでしょう。

船内を歩いていても、地上にいるのと同じ安定感を感じることができます。船が大きければ大きいほど、沈没の危険性は低くなるので、安定性が重視されるのです。

自信の話に戻りますが、自信のない人はこの例でいう小船にあたります。周りに流されやすく、バラバラになる危険性が高いのです。

一方、自信のある人は、大きな船のように精神的に安定していて、着実に前進しています。

いきなり大きな船のように自信を持てるようになることは不可能ですから、小さな船であっても徐々にグレードアップしていくのが良いでしょう。

そうすれば、周りに流されることなく、自分のペースで生きていくことができます。

他人との比較で自分を責め、そして落胆してしまう

他人と自分を比較するとはどういうことでしょうか。勝手に競争に巻き込まれ、知らず知らずのうちにレッテルを貼られてしまう世の中になってしまいました。

人は人に指図されたり、レッテルを貼られたりすることがとても嫌いです。人と比べて落ち込んでしまうことは多々あります。

学生時代に勉強や部活で人と競い合い、負けると自分を責めて落ち込むということを繰り返してしまう人も多いと思います。

しかし、相手の評価はあくまでも相手の意見であり、ほとんど価値はありません。

そんなことを気にして何になるのか。他人と自分を比べることも同じで、他人と自分を比べることに価値はありません。

価値がないのであれば、自分で価値を生み出すしかありません。

自分を責めて落胆する前に、まずは自分にできることを探してみましょう。そうすれば、人のことを気にせず、自分のやりたいことを見つけることができます。

世間一般のことを気にしすぎて自分を責める

これも比較することと変わりませんが、自分の環境と世間の常識を比較して自分を責めることがあります。

例えば、年収が高いとか、勤めている会社の知名度が高いとか、結婚しないといけないとか、世間で言われていることに耳を傾けてしまうことがあります。

今は、インターネットやテレビがそういった情報を発信しているので、それを信じて自信をなくしてしまうのです。

結論から言うと、世の中には常識というものはありません。多くの人がそう思っているだけで、それを利用する必要はありません。

結婚するかしないかは、個人の自由です。こんな間違った情報に惑わされていては、自由に生きることができなくなってしまいます。

世間体を気にする前に、まず自分の将来を心配したほうがいいですよ。

完璧を求めすぎ、そして苦しみすぎている

自分を責める人は、すべてを完璧にこなそうとします。

おそらく、物事が完璧でないと落ち着かないのでしょう。完璧主義は野心的で、成功への近道だと勘違いしている人もいるかもしれません。

しかし、世の中に完璧というものはありません。物事には必ず欠点があります。それを直そうとすれば、とても骨の折れる作業を永遠に続けなければなりません。

そうならないためにも、「できた」と思うラインを少し下げてみましょう。つまり、ほどほどでいいのです。

ほどほどのラインを守っていれば、「これでいいんだ」と思えるようになります。

完璧を目指すのはとても大変だし、精神的にも疲れてしまいます。

しかし、ほどほどにしておけば、あまり緊張せずに自由にできるので、自分の負担もそれほど大きくありません。

まだできると思っていても、考えるのをやめて「これでいいんだ」と思えれば、できなくても自分を責めることはありません。

悪いところを探すのが得意で、それが好きである

自分を責める人は、常に自分の悪いところを探しています。

自分の悪いところを見つけると、落ち込んで、一生懸命直そうとするのですが、なかなか治りません。その結果、落ち込んでしまうのです。

悪いところ探しは永遠に繰り返されるのです。負のループですよね。

世の中には、欠点のない完璧な人はいないと思います。どんなにお金持ちでも人間性が欠けていたり、どんなに容姿が良くても性格が悪かったりします。

私の考えでは、人の悪い要素をすべて排除することは不可能に近いと思います。人は皆、完璧でありたいし、世の中で良い評価を受けたいと思っています。

でも、自分の欠点や弱点を受け入れて、一歩一歩着実に前進していく人のほうがかっこいいと思いませんか?

私の考えでは、自分の弱さを認めて前に進む人の方がかっこいいし、本当に強い人だと思います。

おわりに

自分を責める人には、今回書いたような特徴や癖があります。自己分析のために、今一度チェックしてみるのもいいかもしれませんね。

自分を責めることを治すためには、まず自分自身をしっかりと理解することが必要です。

自分を受け入れ、対策を描いていかなければ、いつかまた自分を責めるようになってしまいます。

自分を責める人は、真面目で誠実な人が多いと感じます。

その真面目さや誠実さを、自分を責めるためではなく、人のためになることや自分のためになることに使えば、悩むことなく有意義な人生を送ることができるのではないでしょうか。

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