やらなきゃいけないことがたくさんあるのに…。
頭ではわかっていても、やる気が出ないと何もしたくなくなってしまいますよね?
すぐに取りかかれば、早く終わるのに。
すぐに動ければ「やらなきゃな」と思う時間が無駄にならずに済むのに。
でも、やる気が出て、すぐに行動に移せるのであれば苦労はしません。
しかし、何をすればいいのかわからないと、やるべきことがあるにもかかわらず、ダラダラと過ごしてしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、やる気が出ないときに自然とやる気が出るような過ごし方、休息の取り方をご紹介したいと思います。
目次
やる気が出ないのは楽しくないから
楽しいとあっという間に時間が過ぎてしまいます。やれと言われなくても、やればいいんです。
しかし、人間の特性として、「嫌なことは嫌」と思ってしまうことがあり、これがやる気をなくす原因になっています。
嫌いなものを「楽しい」とは思えないのです。 誰かに「やれ」と言われても、やる気が出ない…。
やる気を出すためには、「楽しい」という感覚を得ることが何よりも大切なのです。
考えてみれば、答えは簡単です。やる気が出ないのは、「楽しくない」からです。楽しくないからやりたくないのです。
言い換えれば、やりたくないことは、やる気も動機もないということです。
まずは、やりたいと思えるように、楽しいことを見つけることが大切です。
楽しいと思えないのは、そのことが苦手だからです
人は苦手なことがあると、積極的に行動することができません。また、苦手なことに自信を持つこともできません。失敗したらどうしよう」と常に不安を抱えているのです。
精神的な安定を求めるために、「苦手なことは疲れてしまうからやらないでおこう」という自己防衛本能が働くのです。
この自己防衛本能に対して、理性は「それではダメだ、ちゃんとやらなくては」と言います。
本能と理性。私たちはこの対立の中で生きていますよね。楽しくないのは、自分の不安定な状態の表れでもあります。
やる気を出すためには、この不安定な状態から抜け出さなければなりません。では、どうすればいいのか?
答えは、自分のアイデンティティを見つけることです。
自分らしさを見つける2つの方法
自分のペースを乱さない
自分を褒めること
この2つの方法を見ると、「自己評価が高く、自己中心的な感じがして、印象が良くない」と思うかもしれませんが、そうではありません。
実は、私たちはそのように考えるように訓練されているのです。私たちは皆、生活の中で何かしらの組織に属しています。
生きている社会の範囲が広がれば広がるほど、私たちは「自分」を失っていきます。それは、一人では解決できない場面が多くあるからです。
人間関係では協調性が大切ですが、それを良い方向に利用したり、推し進めたりすることもできます。
特に組織は、「首を縦に振る」人を協調性があると評価し、その評価を具体的な形で表現します。そのため、組織の人間は良い評価を得るための手段としてそれを身につけるようになります。
誰もが良い評価を得たいと思っているのだから、そうするのは当然なのです。
そして、良い評価を得たいという欲求を満たすために、人は無意識のうちに「自分」を消してしまうのです。誰かが誰かの都合に合わせて利用されているのです。
自分のペースを乱さない
「自分のペース」というのは、「マイペース」ということですよね?
あの人はマイペースだから困る」というのは、ただの嫉妬ですよね。実は、誰もが本能的に自分らしくありたいと思っているのですが、それができている人に嫉妬しているのです。
つまり、自分のペースを乱さなければ、負担にならず、不安もなく、モチベーションも下がらない。そして、それは決して悪いことではなく、誰にとっても理想的な生き方なのです。
周りの人に合わせてばかりいる人は、かなり無理をしていることが多く、自分を休ませていないので、疲れてしまい、やがて元気がなくなってしまいます。
自分をほめる
自分をほめることが悪いことだとは思わないでください。自分の存在を認める「自己肯定感」はとても大切です。
1日の終わりに、本の整理など小さなことでも自分を褒めてあげてください。
休みの日にダラダラしていても、「自分はダメだ」と思って過ごしていては苦しいだけです。
オンとオフの区別をしっかりつけることが大切です。
やる気が出ない時に役立つ気分転換や過ごし方の対処法!
これだけやっても変われない、と思う人もいるのではないでしょうか?
なぜそう思うのかというと、それは「やってはいけないこと」として自分の中に染み付いているからです。自分ペース、自己肯定感は、自分らしく生きるために必要なことです。
必ずしも人に迷惑をかけることに直結するわけではありませんが、周囲の外圧がそうさせているのだと思います。自分らしく生きられるから、人生は楽しいのです
自分が楽しいと思っていれば、モチベーションは意識しなくても自然と上がってくるものです。
どうか自分を否定せず、日々の過ごし方にしっかりと自分を定着させてください。そして、休むときは徹底的に休んでください。なぜなら、「あなた」は「あなた」だからです。
次に紹介するのはやる気の出ない時の気分転換や休日の過ごし方等による対処法です。
仕事や人間関係、勉強など、プライベートでうまくいかないことが多くなると、気分が落ち込んで憂鬱になってしまいますよね。
憂鬱で落ち込んでいるとき、趣味に没頭したり、旅行に行ったりしてストレスを解消しようとする人がいます。
しかし、そうしたストレス解消が得意な人もいれば、苦手な人もいるのが事実です。
実際、「どうすれば憂鬱な気分を解消できるのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、憂鬱な気分を解消する方法をまとめてみました。
一人になってみる
憂鬱な気分の原因の大半は、人間関係に関する問題であると考えられます。
仕事でも、プライベートでも、友人でも、家族でも、社会に関わっている限り、人と接する機会は多いものです。
そのため、人間関係において何らかのトラブルが発生することがあります。
ですから、人間関係のトラブルがきっかけで、うつ病になってしまうことも考えられます。
そのような場合には、人から離れて一人になってみるのも良いかもしれません。
一人になって初めて、自分が人間関係で落ち込んでいたことに気づくこともあるのです。
悩んだときは一人になってみると、時間とともに落ち着きを取り戻すことができるかもしれません。
趣味、自分の好きなこと、興味のあることをする
憂鬱な気分のときは、自分の好きなことをして気分転換するのがよいでしょう。
仕事や勉強で疲れたなと思ったら、休みの日にゆっくり休んだり、散歩やどこか遠くに出かけたりするのもいいでしょう。
特に、都会の人混みにうんざりしているときは、都会から離れた自然のある場所に行くと、気持ちが落ち着きます。
一方で、気分転換に社交界などのスポーツを楽しむのもいいでしょう。
純粋にスポーツを楽しみながら体を動かし、新たな交友関係を築けるような社会人サークルやイベントに参加するのも良いと思います。
落ち込んでいるときは、一人で読書をしたり、誰かと一緒に楽しい時間を過ごしてほっとしたいという人もいると思いますので、まずは自分に合った趣味や好きなことを見つけるのがいいと思います。
新しい趣味や好きなことを見つけることで、気持ちが楽になるかもしれませんね。
身近な人に相談する
落ち込んでいるときほど、一人にしておいてほしいと思うものです。
しかし、落ち込めば落ち込むほど不安になり、いくら悩んでも解決策が見つからないこともあるでしょう。
そんな時は、親しい友人や家族、恋人に相談することで、漠然とした気持ちを解消することができます。
一人で悩んでいて、良い解決方法が思いつかなかったことが、誰かに話すことで簡単に解決したということはよくあることです。
自分一人で解決できることは、大きな問題ではありません。
しかし、長期間にわたって同じ問題に悩み、落ち込んでいる場合は、誰かに相談することをおすすめします。
身近な人に相談するのは気が引けるという方は、カウンセラーに相談してみるのもいいでしょう。
カウンセラーは人の悩みを解きほぐすプロですから、適切なアドバイスをもらえる可能性もあります。
ですから、あまりにも気分が落ち込んでいるときは、身近な人に相談したり、カウンセラーなどの専門家を訪ねたりするとよいでしょう。
憂鬱な気分を解消できない人は、自分の問題を話すことに抵抗があるかもしれませんが、勇気を出して人に話すことで、新しい考え方や見方、問題解決の方法が見つかるかもしれません。
体を動かす、運動する
落ち込んでいるときは、部屋に閉じこもりたくなることもありますが、そんなときは、体を動かして気分を変えてみるのもいいかもしれません。
運動していい汗をかくと気分が爽快になるように、適度な運動は脳を活性化してセロトニンという「幸せホルモン」を分泌させ、安らぎをもたらします。
とはいえ、運動は疲れるし、時間がないと面倒くさいと感じるかもしれません。
そんなときは、近所を軽く散歩して、新鮮な空気や景色を楽しんでみるのも気分転換になっていいでしょう。
また、自宅でできる「筋トレ」や、呼吸のバランスを整えて心を穏やかに保つ「ヨガ」などもありますので、忙しくてなかなかリフレッシュできない人にはぴったりです。
特に、ヨガはメンタルヘルスとの関係が深く、日常生活に取り入れるだけで、日々のストレスや憂鬱な気分から解放されるのでおすすめです。
まとめ
憂鬱な気分を解消するには、憂鬱な気分にとらわれないことが一番大切だと思います。
憂鬱な気分を解消しようと努力してしまうと、憂鬱な気分を解消することばかりに目がいってしまいます。
そうではなく、憂鬱な気分になることは自然な感情であることをまず認識するのが良いでしょう。
自分が純粋に楽しめること、無我夢中になれることをしていれば、憂鬱な気分に囚われることはなく、倦怠感も自然に消えていくはずです。
今回ご紹介した方法は一見平凡に見えますが、日常生活の中にも悩みを解消する方法があるかもしれません。