いつも何かに心配してしまっている。
あとから考えれば、終わってみれば特にそこまでのことなのに、その時には心配で心配でたまらなかった。
そういった経験がある人も多いと思います。
実は私も心配性で、常日頃から頭の中に何かしらの心配ごとがついて回っています。
そういえばドアの鍵はちゃんとしめただろうか?
部屋の電気をちゃんと消したっけな?
そういった過去の出来事を心配する反面、将来に向けての心配事もやみません。
「心配性」の人は、不安で行動を起こすのに臆病になっていませんか?
もしかしたら、理由もわからずに心配しすぎてしまう性格になっているかもしれません。
心配性は安全第一の考え方であり、大切なことですが、心配しすぎると周囲の人からはただの神経質な人、心配性な人と思われてしまいます。
ですから、心配しすぎる性格の人は、周りの人から神経質だと思われてしまうので、できるだけ改善したいものです。
そこで今回は、心配性や神経質な性格を改善・克服して、心配する頻度を減らすための具体的な方法をご紹介します。
目次
そもそも心配とは?
「心配」という言葉を辞書で調べてみると、「気をつけて世話をする」「心を使う」という意味が出てきます。
最初は悪いことではなさそうですね。
それはおそらく、その人が他人のことを心配し、気遣いを表現していることを意味します。しかし、他の意味を調べてみると、ネガティブなイメージがあることがわかります。
それは、「心の中で重く悩むこと」「不安になること」という意味です。”worry “は「何かに悩む」という意味ですが、”anxiety “も同じ意味です。
実は、「不安」と「心配」には共通点があります。
不安も心配も共通しているのは、まだ起こっていない未来を悪い意味で想像してしまうことです。
未来というのは、誰にもわからないものです。もちろん、その結果が良いものか悪いものかはわかりません。当たり前のことですよね。
つまり、ないものを考えたり想像したりして苦しんでいるのです。
悩みとは、「ないものねだり」をしている状態です。
明日、「大地震が起きて命の危険がある」と心配していたら、外に出たくないですよね?
また、「明日、会社が倒産して食べていけなくなる」と心配していたら、仕事をする気にもならないでしょう。
つまり、心配性の人は将来にこだわる癖があり、ずっと心配していないと気持ちが落ち着かないのです。
これに対して、心配性にこだわらない人は、不安を感じることはあっても、心配し続けることはありません。それは、心配や不安を受け入れているからです。
人は皆、心配を身につけています。
ある意味では、人は危機管理能力を持っているとも言えます。危機管理能力があるからこそ、安全な道を見つけることができるのです。
例えば、試験を受けるときに全く勉強していないのに、「一発で大丈夫だろう」と気楽な気持ちで試験を受けると、結局落ちてしまうことが想像できますよね。
そうならないために、受験生の心の中には「勉強しないと落ちてしまう」という心配があり、その心配を受け入れて万全の対策をして試験に臨むのです。
心配はどんな場面でも起こりえますが、心配に執着しない人は、心配や不安を受け入れて行動することができます。
しかし、同じことを心配しすぎてしまう人は、心配や不安の種をすべて取り除いてから受け入れようとします。
いくら心配しても、解決策がなければ、さらに不安になり、心配のループに陥ってしまうのです。そうならないためにも、悩みや不安を受け入れる必要があります。
心配性を改善する6つの効果的な方法
先ほど、心配性は誰もが持っている危機管理能力であると説明しました。
そのため、心配事がない状態は危険であり、自分を見つめなおす良い機会でもあります。
しかし、必要だからといって、悩みを深刻に受け止めて執着してはいけないということではありません。
なぜなら、悩みというのは原因が見つからないものなので、答えを探すのは時間の無駄だからです。
そこで、心配事に執着せず、それほど心配しなくて済むような、心配事に対する考え方をご紹介します。
心配事を紙に書き出す
心配性の人は、頭の中で心配することで問題を解決しようとしているのではないでしょうか。
頭の中で考えていると、次から次へと悩んでしまい、堂々巡りになってしまいます。そうならないためにも、一度頭の中を整理してみましょう。
そのためには、心配事が出てきたら1つ1つ紙に書き出してみましょう。紙に書き出しておけば、頭の中で考える必要がないので、継続して悩むこともありません。
ただし、紙に書いただけでは、確かに何の解決にもなりません。
あくまでも頭の中を整理するための方法ですが、悩みを紙に書き出したら、それを解決するための方法を考え始めましょう。
例えば、会社の倒産を心配しているのであれば、解決策を考えることができます。
解決方法は人それぞれですが、会社が倒産しても生きていけるような事業を考えたり、転職に有利な資格やスキルを考えたりします。
悩みの中には、解決できないものもあります。
例えば、「明日、交通事故に遭ったらどうしよう」と悩んでいても、解決策を見つけるのは難しいでしょう。それは、交通事故に遭う可能性が不確実だからです。
不確実な事象を心配していると、解決策が全く見つからないことがあります。
そのような場合は、先に述べたように、あるがままの状況を受け入れることが必要です。
すべての悩みを解決することは非常に難しく、将来どうなるかは誰にも予測できません。
未来に何が起こるかは誰にも予測できません。心配事をある程度予測することはできますが、その心配事はたいてい近い将来のことです。
交通事故がいつ起こるかなんて、誰にも想像できませんよね。悩みは解決できないのだから、自然に受け入れればいい。
「自分で解決できる」「考えても仕方がない」と思えば、悩みはだんだん消えていきます。
心配事は起こらない
以前、心配について調べてみたところ、どうやら「起こらないこと、存在しないこと」を想像している状態のようです。
では、心配していることが必ずしも現実に起こるのでしょうか?
滅多にありません。この事実をまず理解する必要があります。
そして、心配や不安を受け入れられるようにしましょう。先ほど、人には「心配する危機管理能力」があると言いました。
これは人間の本能のようなもので、生まれながらにして持っているものなので、自分ではどうすることもできません。
ですから、心配や不安をなくすのではなく、受け入れて、新しい考え方を身につけていくことが必要です。
新しい考え方として、「心配はほとんど起こらない」ということを提案したい。これは事実であり、心配を解消する方法でもあります。
これは、物事をあるがままに受け入れる態度でもあります。何を悩んでいても、「私はほとんど悩まないから大丈夫」と思えば、悩み続けることはありません。
心配や不安の種をなくすのではなく、「何があっても大丈夫」と受け入れることが大切なのです。
すべての情報を遮断する
私たちは、「気分一致効果」という心理現象により、良い気分の時には物事の良い面を見やすく、悪い気分の時には物事の悪い面を見やすくなります。
つまり、私たちはその時の気分や感情にマッチした情報や物事に注意を払いやすくなるのです。
情報を集めることで不安を解消しようとすると、余計に不安になってしまう可能性があるのです。
そのような事態を防ぐためには、情報を遮断することが効果的だと言われています。
ネガティブな気持ちになったときは、3日間、SNSやネットサーフィンをやめてみてください。
不安な気持ちが薄れ、やみくもに情報を集めようとする気持ちも収まるはずです。
心配しなくてもいいことがあることを知ってみる
例えば、天気のように、自分ではコントロールできないことがあります。コントロールできないことを心配しすぎても意味がありません。
「雨が降ったらどうしよう」と心配するのではなく、雨具などの持ち物を準備したり、スケジュールに合わせてと具体的な計画を立てたりすることで、よりポジティブに考えることができるのです。
悩む前に行動してみる
心配性の人は、積極的に行動するのが苦手です。それは、心配するあまり、余計な考えが頭の中をぐるぐると回ってしまうからです。
いざ行動を起こそうとすると、「失敗するんじゃないか」「恥をかいたらどうしよう」などと考えてしまいます。
これは誰にでも起こりうることで、一歩を踏み出すには大きなエネルギーが必要です。
車のアクセルを想像してみてください。初めて時速30〜40kmで走ろうと思ったら、アクセルを強く踏み込まなければなりません。
しかし、いったん軌道に乗ってしまえば、速度を維持するためにアクセルを全開にする必要はありません。
人も同じです。最初の一歩を踏み出すのには、かなりの努力が必要です。
しかし、一度流れに乗ってしまえば、それほど努力しなくてもいいのではないでしょうか。
私はこれまでいくつかのアルバイトを経験してきましたが、面接や入社式では異常に緊張しました。
以前は将来のことを考えて、「失敗したらどうしよう」と心配していました。
しかし、いくつかのアルバイトを経験するうちに、面接や出勤の仕方を把握できるようになり、それほど緊張しなくなりました。
それは、たくさんの仕事をしたからだと思います。
数をこなしたことで、自分の中のキャパシティーが把握できたからだと思います。ある程度悩むのはいいのですが、行動しないと結果は出ません。
最初の一歩は努力とパワーが必要ですが、苦しいのは最初の一歩だけです。
これには練習が必要なので、心配になったり不安になったりしても、自分で何とかするように訓練しましょう。
心配性の人は、考えることは難しくありませんが、行動することは簡単ではありません。ですから、不安になったとしても、小さな一歩を踏み出してみてください。
対策というよりは訓練に近いかもしれません。
心配や不安は未来への準備と考える
心配や不安というと、ネガティブなものというイメージがあるかもしれませんが、私はそうは思いません。
先ほど、人には危機管理能力があると言いました。
危機管理能力があるからこそ、安全な道を探そうとするのです。
心配や不安は、私たちに何をすべきかを教えてくれるシグナルだと思います。
「備えあれば憂いなし」という言葉があるように、しっかりとした備えがあれば心配することはありません。
心配や不安は将来への備えでもありますから、無理に解消するのではなく、彼らが語っていることに耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
「備えあれば憂いなし」はとても大切なスキルです。
おわりに
今の世の中は、不安と心配の巣窟です。
多くのことが急速に変化しており、その波についていけない人も多いと思います。それは避けられないことです。
では、急激な変化の舞台に立ったとき、私たちはどうすればいいのでしょうか。
その答えは、自分の軸をしっかり持つことです。
自分の考えを持つことは、どんな困難な状況でも生き延びられる唯一の方法です。
悩みがあっても、それを受け入れて自分の糧にすることができる。
それができれば、悩みや不安は薄れ、人として成長することができるでしょう。
まずは、「心配は悪いこと」というイメージを払拭し、一歩ずつ行動していきましょう。