メンタル・思考

価値観を押し付ける人の5つの心理と特徴とは?押し付けない考え方とは?

生まれ育った環境や周りの人達の価値観によって、その人の価値観は大きく変わります。

自分と他人の価値観は違います。

しかし、他人の価値観をなかなか受け入れられず、自分の価値観を他人に押し付けがちな人もいます。

自分の価値観を押し付けてくる人は、仕事やお金、あるいは生き方についても否定的な意見を持っているかもしれません。

自分が正しいと考え、間違っているなどとは微塵も思わない。

悪意を持ってやってればまだしも、本人が無自覚で押し付けてくる場合もあります。

しかし、自分の価値観を押し付けられると、ちょっとイラッとしますよね。

そこで今回は、自分の価値観を押し付ける人の心理や特徴についてご紹介します。

自分の価値観を他人に押し付けてしまう人の5つの心理的特徴

価値観は、人が生きていく中で形成されていきます。

例えば、友達と一緒に映画を見たとき、自分は「面白かった」と思っても、友達は「つまらなかった」と思っているかもしれません。

それは、自分がその映画に興味があるかどうかということもありますが、その映画が自分の価値観に合わなかったということもあるでしょう。

一つの物事を判断するのに、様々な方向から判断することができるので、正解も不正解もありません。自分で判断する権利はあります。

しかし、自分の価値観を他人に押し付けてしまうと、相手は不安になります。

「人と違う価値観を持つことは悪いことなのか」と、押し付けられた側が不安になったり、自分を責めたりすることにつながるかもしれません。

でも安心してください。自分の価値観を他人に押し付けるのは間違っています。

では、自分の価値観を他人に押し付ける人に共通する特徴を見てみましょう。

他人の価値観を受け入れられない

自分と他人が同じ価値観を持っているとは限りません。

同じような価値観を持っている人同士であれば、同じ価値観を共有しやすく、話も合うかもしれません。

しかし、どんなに親しい間柄でも、価値観は必ず違います。

自分の価値観を押し付ける人は、他人の価値観を受け入れません。

価値観の違う人同士は共感できず、敵になってしまうことが多いのではないでしょうか。

そのため、相手の価値観が自分と合わないと否定的になり、自分の価値観を相手に押し付けて考え方を変えさせようとします。

自分の価値観に偏りがあると、新しい価値観を受け入れることができません。

その結果、自分の価値観が優先され、ネガティブになってしまうのです。

多数派の意見が正しいと思っている

人は、多数派の意見に影響されやすいものです。

多数派の意見と少数派の意見があれば、多くの人は「多数派の意見が正しい」と考えるでしょう。

しかし、絶対的な正しさというものはありません。

一つの物事には様々な見方があり、少数派の意見が間違っていて、多数派の意見が正しいということはありません。

しかし、このことを理解していないと、多数派の意見に流されやすく、自分の価値観が正しいと思い込んでしまいます。

自分の価値観を押し付ける人が、異なる価値観を受け入れられないのは、「多数派が正しい」という心理が働いているからかもしれません。

そのため、少数派の意見があると、それを間違っていると認識し、自分の価値観を多数派に押し付けることで修正しようとします。

自分と同じ価値観の人としか関わらない

自分と価値観が似ている人とは、気持ちよく付き合うことができます。

しかし、社会に出れば様々な人がいます。

自分と違う考え方をする人もたくさんいるので、価値観が合う人に出会えるとは限りません。

同じ価値観の人を見つけて友達になることも大切ですが、違う価値観の人から新しい考え方を学ぶことも大切です。

しかし、自分の価値観を他人に押し付ける人は、自分と似たような人と付き合おうとし、価値観の違う人との付き合いを避けようとします。

確かに、価値観が似ている人は、話していて楽しいし、付き合いやすいですよね。

その気持ちはわからないでもありませんが、自分と極端に似た人たちに囲まれていると、自分の価値観が絶対に正しいと思うようになります。

そのため、価値観の違う人を嫌ってしまい、ネガティブになってしまうこともあるのです。

常に自分が正しいと思っている

自分の価値観を他人に押し付ける人の心理は、常に自分の考えや意見が正しいと思っていることです。

そのため、自分と異なる価値観を見つけると、「間違っている」と考えてしまう傾向があります。

間違っていれば、否定的になり、自分の価値観を押し付けて修正しようとします。

しかし、冒頭で述べたように、人はそれぞれ育った環境や生き方が違うのですから、価値観が違うのは当然です。

にもかかわらず、他人の価値観を受け入れられない人は、視野が狭いのかもしれません。

自分の意見が正しいと信じている人は、自信家でもあります。

自信があるということは、それだけ努力をしてきたということでもあり、調査や研究にも熱心です。

しかし、偏った知識を重視する傾向があり、たとえ間違っていたとしても、それを正しいと正当化することがあります。

そういう意味では、少し視野が狭いかもしれません。

相手のためを思って考える

自分の価値観を他人に押し付けてしまう人の心理は、実は相手のためを思っているのかもしれません。

自分が培ってきた知識や経験は、必ず相手の役に立つと考えているのです。

そのため、相手が間違った意見や価値観を持っていると分かれば、それを正すために自分の考えを相手に伝えたいと思うのです。

一見、相手のために意見を言っているようで、悪意がないように見えますが、それが極端になると、自分の価値観を押し付けているのと同じになってしまいます。

しかし、あまりにも極端になると、自分の価値観を押し付けているのと同じです。

しかし、善意で発言しているので、自分の価値観を押し付けていることに気づかず、相手を助けているように思ってしまうことがあります。

まとめ

あなたはどう思いましたか?

自分の価値観を他人に押し付ける人の心理や特徴から、寛容な心を持っておらず、視野が狭い可能性があることがわかります。

しかし、人はそれぞれ異なる価値観を持っているのが当たり前です。

ネガティブになったり、自分の価値観を押し付けて相手を矯正しようとするのは、相手にとっても良いことではありません。

ですから、自分の価値観を押し付ける人は、もっと寛容になって、いろいろな価値観を受け入れてほしいと思います。

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