あなたは本当は言いたいことがあるのに、なかなか言い出せずに萎縮してしまうことはありませんか?
意見のある方?と言われた時に発言できない
友達との会話で「こういったこともできるんじゃないか?」と思いついたのに喋れない
こういった経験はあるのではないでしょうか?
伝えたいことがあるのに、上手く伝わらない。そもそも伝えたいのにまずは最初の一言がいえない。
恥ずかしがり屋の人は、人と話すのに勇気がいるので、人間関係に疲れてしまいますよね。
内気な性格な人は、積極的に自分の意見を言える人がうらやましいかもしれません。
「もう少し自己主張ができれば、自信が持てるのに」と思う人はたくさんいます。
しかし、たくさんいるといってもそのままいつまでも自己主張できない人と、改善して少しずつ自信を持つことができる人がいます。
では、どうすれば内気な性格を改善できるのでしょうか?
今回は、内気な性格を改善するための効果的な方法をご紹介します。
目次
内気な性格知りを改善する7つの効果的な方法
内気な性格を改善しようとするとき、最初に理解しておかなければならないことがあります。
まず理解しなければならないのは、内気な性格は自分の個性だということです。
内気な性格であれば、もっと積極的になりたいと思うでしょうし、性格そのものを直したいと思うでしょう。
しかし、自分の性格であれば、そう簡単に変えることはできません。
内気な性格も個性であり、誰もが積極的に行動できるわけではありません。
あなたの周りにも、積極的に見える人がいても、実は内気な性格であるということは珍しくありません。
会社で仕事を率先して行い、みんなから頼りにされている人でも、実は無理して気配りをしている人かもしれません。
しかし、たとえ内気な性格であっても、自分の性格を受け入れてそれを生かすことができれば、内気な性格を気にする必要はありません。
一から社交的になろうとするのではなく、内気な性格を活かすことで成長できるのです。
そこで、内気な性格を受け入れることを前提に、改善する方法をご紹介します。
自分が内気な性格であることを理解する
内気な性格を改善しようとするときにまず考えなければならないのは、自分が内気な性格であることを理解することです。
自分の内気な性格を理解することで、自分が本当はどんな性格なのかを客観的に把握することができます。
もともと内気ではなく、「自分は内気だ」と思い込んでいる場合もあるでしょう。
性格は生活環境や周囲の人との関係で形成されるものですから、本当は内向的ではなく、環境がそうさせている可能性もあります。
特に日本では、「空気を読め」「人に合わせろ」と教えられているので、社交的で何にでも興味を持つ人が少ないのかもしれません。
これは元々の性格に問題があるだけでなく、そうならざるを得なかった環境要因もあるのではないでしょうか。
また、自分の内気な性格を理解しようと思ったら、内気がいつ、どこで現れるのかをチェックするのが効果的です。
職場での人間関係なのか、友人との関係なのか、家族との関係なのか。このように、日常の会話や行動をチェックしてみると、自分が内気をしてしまう状況がはっきりと見えてくるはずです。
内気な性格を改善するには、まず内気な性格を理解する必要があります。
なぜ内気な性格が起こるのか、どこで苦しくなるのかを理解することが、内気な性格を改善するための第一歩です。
話し上手ではなく聞き上手になる
先ほど述べたように、内気な人は話し上手になろうとする傾向があります。
内気な人ほど積極的にアプローチすることができないので、自分の弱点を克服しようとするのではなく、自分の個性を生かすようにしましょう。
話すのが苦手な人は、相手の話を聞くことに集中することをおすすめします。
会話はキャッチボールのようなもので、双方が話すことでコミュニケーションが成立します。
ですから、相手の話をずっと聞いているのではなく、相手の話をよく聞いて、それに答えたり、質問したりすることで、会話がスムーズに進むようにしましょう。
もし、それが難しいと感じたら、合図をするとよいでしょう。慣れないうちは、聞いているときに合図をするだけでもいいでしょう。
うまく話そうとしない
「何かを話さなければならない」と思っていても、なかなか話す気になれないことはありませんか?
内向的な人は、物事を話すのが苦手なのかもしれません。
その心理的な理由は、相手が自分のことをどう思っているかを気にしているからです。
つまり、相手の反応や表情を気にして常に緊張しているので、余計に話すのが苦手になってしまうのです。
相手の顔を聞きすぎると、不安になります。
その不安感から、積極的なアプローチをすることを避けてしまいます。
その結果、「嫌われたくない」「人に見られたい」という気持ちが強くなり、上手に話そうと力んでしまうのです。
しかし、これではおしゃべりをしていても疲れてしまいますから、うまく話すために無理をしなくてもいいように考えるようにしたほうがいいでしょう。
たとえ失礼なことを言って相手を怒らせたとしても、それはそれで経験になります。人間関係において、問題は必ず起こります。
最初から社交的になろうとしなくても、そうした経験を積み重ねていくうちに、だんだんと人付き合いができるようになっていきますからね。
また、相手の話をよく聞いて、答えを出ことも立派なコミュニケーション方法です。
自分の長所を見つけることが大切
内気な性格であればあるほど、自分の強みを見つけるのは難しいものです。
また、内気であるがゆえに、自分の弱点に目が行きがちです。
しかし、自分の悪いところばかりに目を向けていると、本当に自信がなくなってしまいます。思い込みの力はとても強いものです。
「自分は内気だから、話すのが苦手だ」と思っていると、言いたくても言えなくなってしまいます。
ですから、内気は決してネガティブなものではないと誤解しないでください。
ネガティブに考えれば、「自分は内気な性格だ」と思ってしまいます。
しかし、本当に内気であることは悪いことなのでしょうか?
たとえあなたが内気な性格であっても、他人から見れば「他人を尊重する人」「優しい人」という印象を受けるかもしれません。
恥ずかしがり屋だからこそ、人の話を聞くのが得意で、相手の気持ちを理解することができるとも言えます。
一方、社交的な人の場合は、大勢の人と一緒に楽しんでいるように見えても、浅い付き合いしかしていない可能性も十分にあります。
ですから、内気な性格を改善したいのであれば、内気は必ずしも悪いことではないということを理解した上で、気楽にポジティブに考えることが必要です。
積極的に行動するようにする
内気な性格の人は、積極的に行動するのが苦手です。
行動した後のことばかり考えてしまい、失敗を恐れてしまうのです。
もちろん、結果を重視することは大切ですが、結果は行動してみないとわかりません。
結果が気になるのであれば、行動してからゆっくり考えればいいのです。
ただし、ポジティブに行動するためには、ポジティブな考え方が必要ですから、ネガティブに考えがちな人は、まずポジティブな考え方を改善する必要があります。
素直さが大切だと意識する
内気な人は、何でもかんでも考えてしまう癖があります。
考えているうちに、実際よりも深刻に捉えてしまう傾向があります。
しかし、あれやこれやと考えても何の解決にもならず、ほとんどの場合、ただの見落としに過ぎません。
それに、ほとんどの人は他人のことをそこまで気にしていませんし、深く考えてもいません。
たとえ自分が失敗して悩んでいても、他の人は「なんでそんなに悩んでいるんだろう」と思っているかもしれません。
どんな人でも失敗を恐れることはありますが、物事を悪い方向に捉えてしまう癖があるのです。
ですから、内気な性格を改善したいのであれば、物事をポジティブに捉えて、素直になることを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
まずは勢いで始めてみよう!
先ほど、積極的に行動することをお勧めしましたが、内気な人がむやみに積極的になるのは難しいでしょう。
内気な人はコミュニケーションの経験が少ないので、いきなり社交的な人のように積極的になるのはとても難しいのです。
たまたま社交的になれたとしても、それが続かなければ、内気な性格が改善されたとは言えません。
ですから、社交的になるためには、ある程度の経験を積む努力が必要です。
そのためにも、まずは一人の人と親しい関係を築くことをお勧めします。
内気な性格の方は、集団の中での社交が苦手かもしれませんが、1対1の関係であれば苦にならない人もたくさんいます。
ですから、まずは自分を理解してくれる人を見つけてから、輪を広げていくようにすると、ストレスなく良好な人間関係を築くことができるでしょう。
いずれにしても「小さな積み重ね」が大切ですから、最初の一歩に対する抵抗感をなくすためにも、小さな積み重ねを意識してみましょう。
おわりに
内気な性格は、あなたの性格の一部に過ぎません。改善できないことはありませんが、そのためにはまず自分の性格ときちんと向き合う必要があります。
自分の性格をしっかりと理解した上で、今回紹介した改善方法を生活に取り入れていくことで、少しずつ内気な性格を改善していくことができます。
内気な性格だからといって落胆せずに、視野を広げて一歩ずつ行動してみてくださいね。