平均的な人間の睡眠時間は約8時間と言われており、1日の1/3は睡眠に費やされていることになります。
8時間の睡眠は、枕や寝具の影響を受けます。
問題は、その8時間でしっかりとした睡眠がとれるかどうかです。
たとえ睡眠時間が長くても、質が悪ければ頭がスッキリしません。
しかし、睡眠時間が少し短かったとしても質が良ければスッキリとした目覚めを迎えられます。
その質を左右する中で、非常に重要な要素の一つが枕です。
枕ひとつでも違いがあります。
では、どのような枕が自分の体や睡眠に適しているのでしょうか?
目次
自分に合った枕の選び方
一口に枕といっても、様々な種類があります。
枕を買うときには、次のような点に注意していますか?
高い枕が好きな人、低い枕が好きな人、硬い枕が好きな人、柔らかい枕が好きな人などなど。
自分の好みの硬さや高さがあるかもしれません。
でも、それが本当に自分に合った枕なのかどうかはわかりませんよね。
適切な硬さの枕を選ぶ
私たちは寝ているとき、約30回の寝返りを打ちます。
この寝返りは、体のバランス機能を修正するために無意識に行われていると言われるほど重要なものです。
枕が柔らかすぎると、頭が沈んで固定されてしまうため、寝返りが打てず、肩や腰に大きな負担がかかります。
逆に硬すぎる枕だと、頭が安定しないので首が張ってしまい、寝ている間は常に体がフラットな状態になってしまいます。
また、寝返りが打ちにくい枕も睡眠の妨げになります。
ある程度の硬さがあり、寝返りが打ちやすい平らな枕がベストです。
枕の高さを知る
ほとんどの人は、寝具店や寝具専門店で枕を購入します。
店員さんが道具を使って首の高さを測ってくれるので、自分の姿勢に近い枕を選ぶことができます。
店員さんがいない場合は、試しに使ってみるときに少し低めの枕を選び、寝るときにタオルやバスタオルで高さを調整するのがよいでしょう。
素材を選ぶ
枕にはさまざまな素材が使われています。
羽毛、綿、そばがら、パイプ、ポリエステル、低反発ウレタンなどです。
素材は、通気性のあるものと吸湿性のあるものを選ぶとよいでしょう。
羽根やそばがらの枕は、この2つの面で優れています。
羽根枕は、ある程度の弾力性があるので、柔らかいながらも比較的寝返りが打ちやすいのが特徴です。
そば柄は硬すぎないので、枕として適しています。
この3つのポイントを踏まえた上で、自分に合った枕を選ぶのが一番良いと思います。
枕を変えると眠れないという人は、高さや硬さが違って違和感があるから、こんなことを言うのでしょうね。
快適な睡眠をサポート!おすすめの枕5選
1.ブルーブラッド
低反発枕と思われている方もいると思いますが、ジェルと低反発ウレタンを融合させた全く別の新素材です。
素早く沈み込み、頭の形に合わせて復元性があるので、常に自分にとって最適な高さを保ってくれます。
また、横向きになってもすぐに形が変わるので、睡眠の妨げになりません。
2.オルト・ペディコ・ピロー
人間工学に基づいてイタリアで考案された枕です。
枕の中央にある弾力性のあるウレタンフォームが、頭の重さを適切な高さに沈めてくれます。
ウレタンフォームの形状は、体に負担をかけずに首や頭に自然にフィットします。
首の形に合わせて枕の形状が変化するため、寝返りが打ちやすく、体圧が均等に分散されます。
今回は5つの枕を紹介しましたが、他にもたくさんの枕があります。
他にもたくさんの枕がありますので、自分に合った枕を選んでみてはいかがでしょうか。
3.寝返り上手
その名の通り、ストレスなくスムーズに寝返りが打てる枕です。
人体の構造に基づいた科学的な要素が盛り込まれている枕と言えます。
睡眠を妨げないように、首への負担を軽減し、スムーズな寝返りができるように設計された枕です。
高さや硬さをお好みに合わせて調整できます。
4.フェザーピロー
こちらはホテルで使われているようなフェザーピローです。
フランス産ホワイトダウンを85%使用しており、適度な柔らかさと弾力で眠りをサポートします。
また、フェザーピローは通気性や吸湿性にも優れており、これがないと眠れないという人も少なくありません。
5. 高反発枕 ダブルウェーブ
この枕は、高反発ウレタンを使用しているので、適度な硬さと柔らかさを持っています。
縦横にウェーブがかかっているので、頭の位置をある程度固定してくれます。
枕が首と頭を支えてくれるので、ぐっすりと眠ることができます。
寝返りを打っても、高反発ウレタンがすぐに形を変えてくれるので、首や腰への負担が大きく変わります。
枕ひとつで体調が変わる
いつも枕を二つ折りにしないと高さが合わない、という人は少ないと思います。
腰痛や首の痛みに悩まされている人は、高い枕を好む傾向にあります。
適度な高さの枕を使っても、低すぎて眠れなくなってしまうのです。
肩こりに悩んでいる人は、高い枕よりも低い枕の方が気持ちよく過ごせます。
肩こりでお悩みの方は、高い枕よりも低い枕の方が気持ちよく過ごせます。
人生の1/3の時間を布団の中で過ごすのだから、きちんとした枕を使うべきです。
枕屋さんで高さを測ってもらって、自分の体に合った枕を使いましょう。