考え方

常に疲れている原因は感情の使いすぎ?感情との上手な付き合い方とは

「いくら休んでも気分がどんよりしている」

「最近、疲れやすくて困っている」

「朝からグッタリ」

このような方は実際にたくさんいらっしゃいます。

社会人だけではなく、中学生、高校生、大学生でも、「何故だか知らないけど、体がだるい」と訴える方は大勢いるのです。

その要因は1つだけに絞るのは大変難しいことですが、今回は皆さんがあまり気づかないであろう大きな要因、「感情による疲労」についてお話します。

感情は多くのエネルギーを使ってしまう

私たちにある「感情」というものは、元々は原始時代の人間が生死に関わる出来事の対応のために身についたものであると言われています。

例えば、「恐怖」の感情は「大きな動物に襲われないようにするため」や、「崖などの危ない場所を避け、生存率を上げるため」に身についたものであると言われています。

「喜び」の感情だって、人間の生死に関わる判断の1つです。

喜びによって起こる笑顔や笑い声は、「自分が今、安全なところにいることを周りに知らせるため」や、「食料が見つかったことを周りに知らせるため」に身についたものであると言われています。

感情は生死に関わる判断のためにあるので、それなりのエネルギーが消費されます。

このことは、今の時代でも実感できることです。

例えば、「怒ること」。

怒鳴ったり、肩をいからせたりするのは普段ならとてもしんどい行為です。

心臓がバクバクと動き、相手に対する憎しみや恨みで多大なストレスがのしかかってきます。

「ずっと不安に感じている」場合はどうでしょうか。

神経をずっと高ぶらせたまま、最悪なパターンをイメージし続けます。

リラックスすることができず、なかなか体も休まりません。

このように、感情は自分が思っているよりも相当なエネルギーを消費するものです。

感情はムダに、大ゲサに出てしまう

そんな感情ですが、今の時代では生死に関わる出来事はほとんど無いので、あまり必要ないんじゃないか?と思われた方もいるのではないでしょうか。

確かに、必要のない場面は多いですね。

しかし、私たちは感情に左右されながら今まで生きてきました。

なぜこんなことが起こっているのでしょうか?

それは、私たちに起こる出来事を多くを、まるで「生死に関わる出来事」のように捉えてしまっているからです。

例えば、

「急なプレゼンを任された」という出来事を、

まるで「奈落の上で命綱なしで綱渡りさせられる」ように考えてしまったり、

「相手と取っ組み合いでケンカをしている」時は、

「どちらか一方が死なないと終わらない戦い」のように感じてしまったりするからです。

ちなみに、これらは無意識に行われることなので、意識して「違う」と思っても、なかなか静まりません。

少なくとも、あなたがとある出来事に感情を動かされているのなら、それは生死に関わる出来事だとして捉えられてしまっているのです。

原始時代の産物である感情は、いつの時代も関係なくずっと惜しみなく使われてきました。

特に「今の時代」は感情がムダに出やすい環境であると言えます。

※このことについては、「現代人が感情によって常に疲れている理由」で紹介します。

なので、現代人の多くはムダにエネルギーを消費してしまい、「常に疲れている」といった状態になっているのです。

責任感の強い人がうつ病になりやすい理由は?

「責任感の強い人がうつ病になりやすい」といった話をよく聞きます。

責任感が強い人は、「自責の念」や「失敗に対する恐怖の感情」が人一倍強いので、「不安」や「心配」の感情を強く出したり、引きずったりしてしまうのです。

度重なる「負の感情」によって、心身ともに疲れ果て、結果「うつ」になってしまうのです。

うつ病の治療を始める時期は、「不安・いらいら」「ゆううつ」が前景に出ています。自責感、自己否定感、絶望感、不安感、焦燥感などの感情に振り回されている時期です。

引用元:http://www.pref.kyoto.jp/health/health/health04_e.html

感情による疲労はとてつもなく重いです。

もし心当たりのある方は、しっかりと休むようにしてください。

「休むと迷惑をかける」、「自分がいないと仕事が進まない」、「休むと復帰できないのでは」と心配になる気持ちも分かりますが、

その不安感や焦燥感がさらなる「感情」を生み出していることに注意しながら、何も考えずに過ごすようにしましょう。

現代人が感情によって常に疲れている理由

SNSやメールでいつでも繋がっている

感情が出やすい環境を作っている1つの要因として、SNSやメールが上げられます。

SNSやメールは24時間いつでも相手のメッセージやつぶやきを見ることができ、連絡手段や暇つぶしとして使わない人はいないのではないでしょうか。

SNSやメールは私たちの感情をムダに出すような環境を作ります。

例えば、メールで「彼女からの別れ話」を切り出されたらどうでしょうか。

そのメールを見るだけで、「不安」や「悲しみ」の感情が溢れ出てきます。

2chやSNSで誹謗中傷のコメントや、ユーザー同士の言い争いを見たらどうでしょう。

該当者が誰であれ、「怒り」や「理不尽」の感情が湧き出てきます。

ただでさえ感情はエネルギーを多く消費してしまうのに、SNSやメールでさらに追い打ちをかけられる。

休みに休んでも、なかなかエネルギーを充足することができません。

膨大な数の情報を毎日吸収している

私たちは普段意識していないだけで、大量の情報を目にし、頭に入れようとします。

例えば、電車の広告や会社のデータ、友人や仕事関係者との会話、SNSや動画などのインターネットコンテンツ、本・・・

私たちは様々な媒体でもって、情報を取り込んでいるのです。

その情報の中には、自分の感情が突き動かされるような情報が数多くあります。

例えば、「メールでの別れ話」「インターネットに溢れる心無いコメント」

「結婚式で幸せそうな夫婦が載っている広告」「友人との意見の対立」など・・・

世の中に溢れる膨大な情報は感情をムダに出やすくする環境をつくり、さらに、感情を出す機会を大幅に増やしてしまいます。

なので、自分が過ごす一日のうちに、どれだけの情報を取り込んでいるのかを意識してみましょう。

自分がどれだけ情報を取り込んでいるのかが分かったら、情報量を少なくするために少しずつ「情報のシャットアウト」をしていきましょう。

ここで少し話をしておきますが、私は「感情を出すのが悪い」と言っているわけではありません。

感情を出しすぎるのがいけないのです。

毎日感情を出しすぎて多くのエネルギーを消費するような生活を送っていると、ストレスを抱えながら心身ともに疲れ果ててしまうからです。

休む暇がない・しっかり睡眠できていない

人間はあまり休息が取れていないと、些細な出来事でもすぐに感情が出てしまったり、感情が上手くコントロールできなくなったりします。

特に、睡眠をしっかりと取れていない人は普通の人より感情に左右されやすく、それに伴って感情による疲労も爆発的に増えます。

あなたはしっかりと睡眠時間を確保できていますか?

日本人は平均睡眠時間が他の国に比べて極端に少なく、あまり休めていないと言われています。

マスコミなどで「日本は不眠大国」といわれているのは、厚生労働省が2000年に実施した『保健福祉動向調査』で「睡眠の充足度」について調べたところ、「十分にとれた(18.3%)」「まあ十分だった(44.2%)」に対して、「やや不足していた(27.2%)」「全く不足していた(4.3%)」と、睡眠不足を感じている人が30%以上もいることがわかったことなどが理由といわれています。

世界の国々と比べて、日本人の睡眠時間が短いことも指摘されています。経済協力開発機構(OECD)が2009年に行った調査では、対象となった18カ国の中で、日本の平均睡眠時間は韓国と並んで世界の最低水準にあることがわかったのです。

出典:Society at a Glance 2009(OECD)

OECDでは2014年にも世界29カ国の15〜64歳を対象にして平均睡眠時間の調査を行っていますが、ここでも日本は韓国とともに下位に並んでいます。

引用元:https://suiminkaigi.jp/library/insomnia-country

「睡眠」は人間にとって、一番の休息法です。

そんな睡眠ですが、大人で最低でも6、7時間は寝るようにしましょう。

睡眠の質を上げるのも効果的です。

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睡眠時間が限られている人は「昼寝」をしましょう。

短時間で大きな効果を得ることができます。

感情と上手く付き合っていくために

感情と上手く付き合っていくためには、まずは「休息」をしっかりとることです。

休息なしでは感情を上手くコントロールすることができず、また、感情によって消耗したエネルギーを回復することもできません。

休息に問題がある人は、上記で紹介した記事をご覧になってください。

休息に問題は無い、という方は、今から紹介する記事をご覧になることをオススメします。

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まとめ

まとめです。

感情は、私たちが思っているよりも遥かに大量のエネルギーを消費しています。

そしてムダに、大ゲサに出てしまうものなのです。

現代人が感情によって常に疲れている理由は、

  • SNSやメールでいつでも繋がっている
  • 膨大な数の情報を毎日吸収している
  • 休む暇がない・しっかり睡眠できていない

でした。