人見知り

赤ちゃんも人見知りします!赤ちゃんと人見知りの知られざる関係!

子育てに奮闘する親世代にとって我が子の成長を見守ることは何よりの生きがいです。赤ちゃんが成長するスピードに驚く親も少なくありません。

しかし、特に初めて生まれた子どもの場合、子育てにはさまざまな苦労があるものです。

赤ちゃんが言葉を話するようになり、物心がつく頃には自己主張も強くなってきます。ついこの前までは反抗もせず良い子だったのに、そのあまりの変化に戸惑う人も多いことでしょう。

一方で、幼少期の「人見知り」に悩む親も少なくありません。

他人と目を合わせようとしない、親の後ろに隠れたり泣いてしまうといった特徴がある赤ちゃんや子どもの人見知りですが、そもそもなぜ幼少期に人見知りをすることが多いのでしょうか

赤ちゃんが人見知りをする理由

赤ちゃんの人見知りは「遺伝」が関係していると言われることも多いですが、実は親の性格と赤ちゃんの人見知りには明確な因果関係はありません。

人間の性格は生まれ育った環境や人間関係など、後天的な要因が大きく関係していると言われており、遺伝という先天的な影響力は極めて小さいのです。

では、なぜ赤ちゃんは人見知りをすることが多いのでしょうか。

それは、見知らぬ人への「恐怖心」を感じているからです。

当然のことながら赤ちゃんは母親や父親、兄弟などに対しては人見知りをすることがありません。

普段から家庭で接している身近な人間であり、自分に危害を与えることはないと認識しているからです。

しかし、普段見慣れない人間が現れたとき、その人が自分に対して危害を与えないか不安になってしまいます。

これは人間の防衛本能でもあり、身を守る能力が低い赤ちゃんや子どもは人見知りの傾向がより強く現れます。

「人見知りだから性格も暗い子に育ってしまうのではないか」といった不安を抱く人もいますが、幼少期に見られる人見知りは大人になってからの人見知りという性格とは全くの別物であると考えておきましょう。

人見知りをしない赤ちゃんもいる

人間の性格は個人差があるため、人見知りを全くしない赤ちゃんも存在します

生まれて間もない頃から多くの大人と接してきたり、兄弟が多い赤ちゃんの中に多い傾向があります。

しかし、人見知りは個人差が強いものであるため、そのような環境の中で育てれば必ず人見知りをしない子どもに育つというものでもありません。

人見知りをしない赤ちゃんは愛嬌が良く、周りの大人から可愛がられることも多いです。

我が子もそのような子どもに育って欲しいと思う親心は当然ですが、嫌がっている赤ちゃんを無理に人前に出すことで人見知りに拍車がかかってしまうこともあります。

人見知りは個人差があって当然のものなので、焦らずにゆっくりと見守っていきましょう。

ちなみに、人見知りの程度が軽く、大人の目から見ると人見知りをしていないように見受けられる赤ちゃんも少なくありません。

泣き叫んだり親の後ろに隠れたり、目線を合わせなかったりと、赤ちゃんが表現する人見知りは千差万別です。

泣いていなくても無表情だったり無口になったりすると、それは人見知りをしているというサインなのかもしれません。

一見嫌がっているようには見えなくても、普段と少し様子が違うようであれば注意深く赤ちゃんを見守るようにしましょう。

赤ちゃんの人見知りは生後何ヶ月くらいから?

赤ちゃんの人見知りは対人関係が認識できるようになってから現れるため、早い場合は生後6ヶ月程度から始まることも多いです。

一方で1歳を過ぎたあたりから現れることもあり、一概にその期間や時期は明確に表現することは難しいものです。

幼稚園や小学校など、社会性を身につけるタイミングで人見知りがなくなる子どもも多く、いつの間にか人見知りが直っていたと気付く親も少なくありません。

一般的に生後数ヶ月の赤ちゃんは、親が微笑むと自然と笑顔を返してくれるようになります。

これは相手が人間であるということを認識し、愛情を求めるための本能的なものです。

さらに成長していくと、自分に近付いている人間が誰なのかを認識するようになります。

ここで初めて「人見知り」が現れることが多いです。

そのため、人見知りが現れたということは、赤ちゃんがその人が誰であるのかをきちんと認識できるようになり、成長しているということの証明でもあるのです。

最近では「人見知り」という言葉は大人に対しても使われることが多く、どちらかといえばあまりポジティブな意味に捉えられることは少ないものです。

赤ちゃんや子どもの人見知りも大人の目から見れば「恥ずかしがっている」「シャイな子」という程度の認識の人も多いと思いますが、実は社会性や対人関係を身につけるうえでは欠かすことのできない重要な成長過程でもあるのです。

赤ちゃんの人見知りは直したほうが良い?

今回ご紹介してきたように、赤ちゃんや子どもの人見知りは対人関係への恐怖心と人間の防衛本能によって現れるものです。

その個人差は多く、人見知りが始まる時期や期間も大きな差が生じます。

いつも笑顔で愛嬌のある赤ちゃんはたしかに可愛いものですが、そのようなケースは非常に稀であり、少なからず赤ちゃんは大人に対して人見知りをするものであると考えておきましょう。

絶対にやってはいけないことは、無理に人見知りを直させようとすることです。

赤ちゃんの人見知りは重要な成長過程の一つであると認識し、温かく長い目で見守ってあげるのが親としての重要な役割です。

赤ちゃんや子どもの人見知りがあまりにも激しいと、中には「自閉症ではないか」と心配になる親も存在します。

しかし、人見知りだけで自閉症と断定することはできず、生後数ヶ月から1歳程度でその判断を下すのは非常に難しいと言われています。

子どもの成長スピードは私たちの想像を遥かに超える早さで進んでいきます。

いつの間にか人見知りではなくなっていたということも珍しくなく、赤ちゃんや子どもは自然と社会性を学び、対人関係を作り出していく力を持っています。

子どもを親の思い通りに育てようとするのではなく、できるだけ自由な環境でのびのびと育ててあげるのが大人としての大きな役割なのかもしれません。